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就任のご挨拶

姫路市立美術館 館長 永田萠

この度、姫路市立美術館長を拝命いたしました永田でございます。

私の描く絵はファンタジーであり、夢を届けるのが仕事と思いこれまで40年間描き続けてきました。その私の絵描き人生の核となっているのが、中学、高校6年間の学生時代にいつも姫路城を見あげて過ごしたこと、そして夢みる心を育ててくれた母校です。第二の故郷姫路への恩返しのつもりで、お役にたてればと気持ちを新たにしています。

さて、国宝・世界遺産姫路城の特別史跡地内にあるこの美術館は、今年、開館35年目を迎えます。煉瓦造りの建物は、明治38年(1905年)に陸軍倉庫として建てられ、戦後は、姫路市役所として市民に親しまれました。そして市役所移転に伴い、昭和58年(1983年)、博物館法下の登録博物館として開館しました。その間、この歴史あるレンガ造りの建造物は、平成15年(2003年)に国の登録有形文化財に登録され、名実ともに近代文化の象徴となりました。近年は、市民の皆さまの多様なニーズにお応えするために、文化庁にご指導を頂いて本格的に美術館の機能を点検・調査を行ってまいりました。今年は、この展覧会が終了した後、8月頃から約7ヶ月間、環境改善の改修工事を実施します。

来年は、市制130周年であるとともに姫路城世界文化遺産登録25周年にあたります。その翌年は、東京オリンピック開催年です。美術館は21世紀のグローバルな潮流のなかで、より多くの市民に愛され誇りとされる美術館へ躍進するスタート地点に立っております。来るメモリアルイヤーには、しっかりと美術館としての役割を果たせるように「人にも、モノにも、やさしい美術館」をめざして全力を注いで参ります。

そこで、これからの美術館は、市民の皆さまや次代を担う子どもたちのための芸術文化の拠点になることをめざして、次の4つをモットーに、皆さまと一緒に豊かな夢を描いて参りたいと思います。

  • 美術館が「美」を通じて世界とつながる大きく開かれた窓になりますように。
  • ローカルな視点とグローバルな視野をもって感動する心を育む場所に。
  • 「城」「美術館」「庭園」を一体としてとらえ、多彩な美を創出するプラットフォームに。
  • 子どもから大人まで人々の心のオアシスに。

 たくさんの市民の皆様にこの美術館で、美に触れていただき、ご自分の中の「夢みる力」をふくらませていただき、「美術館の未来」をともに描く仲間入りをしていただけるなら、これほど嬉しいことはありません。皆様の姫路市立美術館への更なるご支援とご鞭撻をお願い申し上げます。

姫路市立美術館 館長 永田 萠



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