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姫路市立美術館 Himeji city museum



企画展示室

リアル写実のゆくえ

 高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの




磯江 毅《鮭-高橋由一へのオマージュ-》(部分)
2003年 個人蔵


高橋 由一《鮭》
制作年不詳 山形美術館寄託


平成29年(2017年)9月23日(土・祝)~11月5日(日)


 「鮭」の絵でしられる日本洋画の先覚者、高橋由一。彼は江戸時代より徐々に将来された西洋画の迫真の写実表現に感動し、洋画家を目指しました。以来、実に多くの画家たちがこの西洋由来の写実技法を学び、さまざまな作品が生まれます。
 その一方で早くも明治中期には、黒田清輝が外光派風の作品を発表し、その親しみやすさから写実絵画は穏健な叙情性を重んじることとなり、これが日本の官展アカデミズムの主流となります。以後、近代以降の日本の美術史は、外光派風写実と、それに反発する印象派以後の美術(モダニズム)の流れで語られています。
 由一が衝撃を受けたリアリズム、迫真の写実は、大正期の岸田劉生などの諸作に引き継がれるものの、美術史の表舞台からは後退した感が拭えません。劉生以外にも、写実の迫真性に取り組んだ画家たちも少なからずいましたが、その多くは異端の画家として評価され現在に至っています。
 近年、細密描写による写実が注目を集めています。また、礒江毅のように高橋由一をオマージュする作品を描く現代画家たちも目立ちます。
そこで本展は、移入されてから150年を経た写実表現がどのように変化し、また変化しなかったのか、日本独自の写実が生まれたのか否か、を作品により検証します。
 明治から現代までの写実絵画を展観することで、写実のゆくえを追うものです。

※チラシに掲載の出品作家に含まれていない、横山松三郎の作品が、出品されることとなりました。
<展示替え>
前期:10月15(日)まで展示 
岩橋教章《鴨の静物》 河野通勢《裾花川の河柳》 吉村芳生《コスモス》2003年

後期:10月17日(火)から展示 
岩橋教章《榎本武揚母堂像》 河野通勢《三人の乞食》 吉村芳生《コスモス》2006年

犬塚 勉 《梅雨の晴れ間》
1986年 個人蔵
水野 暁 《The Volcano-大地と距離について/浅間山-》
2012-16年 個人蔵



  • 休館日  月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日(火)
  • 開館時間 午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
  • 観覧料  一般1000(800)円 大学・高校生600(400)円 
         中学・小学生200(100)円

    ※( )内は20人以上の団体料金
    ※同展入場券で常設展示室もご覧いただけます。
    ※療育手帳、精神障害者保健福祉手帳または身体障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名については、手帳を提示いただくことにより、常設展は免除、企画展は半額で観覧いただけます

  • 会 場  姫路市立美術館 企画展示室
  • 主 催  姫路市立美術館、NHKプラネット近畿
  • 後 援  NHK神戸放送局
  • 関連イベント イベントページへ


  • 前売券取り扱い場所(9月22日まで) 姫路市立美術館友の会、キャスパホール
    兵庫県立歴史博物館、神姫観光姫路旅行センター、ヤマトヤシキ友の会
    中井三成堂、加古川総合文化センター、兵庫県立美術館


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◆9月23日より掲載します。
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