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天体写真と観測報告「ラブジョイ彗星(C/2013 R1)(2013年)」

12月7日のラブジョイ彗星の場所

 ラブジョイ彗星は、2013年9月にオーストラリアのテリー・ラブジョイ氏によって発見された彗星です。同じ人が2011年に発見した彗星(C/2011 W1)は、太陽のすぐ近くを通過して、とても長い尾を見せました。

 12月中は、夜明け前の東の空に見えています。このラブジョイ彗星は、もしアイソン彗星が見えていなければ、かなり話題になるくらい明るい彗星です。双眼鏡でも十分に探せると思いますので、アイソン彗星が見えなくなったからといって、用意した望遠鏡や双眼鏡をしまい込まないでくださいネ。
 探し方は、「彗星を見よう」のページをご覧ください。

12月9日

標準レンズで撮影した2013年12月9日のラブジョイ彗星街の中のやや条件の悪い場所でも、ラブジョイ彗星を撮影することができます。カメラの感度を上げて露出は短めが良いです。あまり長く露出をすると、街の明かりで真っ白になります。
矢印の先にある微かに写っているものが、ラブジョイ彗星です。かすかに左上に尾が見えます。

  • 2013年12月9日 4時50分
  • ニコンD5100(80mm相当)
  • 10秒×5枚露出(ISO1600)
  • 固定撮影
  • 市内で職員撮影
  • 下は撮影した処理前の画像
姫路市内で撮影したラブジョイ彗星

望遠ズームレンズで撮影した2013年12月9日のラブジョイ彗星こちらは望遠スームレンズで拡大したラブジョイ彗星です。ファインダーやモニターでは見えないので、だいたいの位置に向けて撮影、少しずらしてまた撮影…の繰り返しです。
画像処理をすると、彗星の姿が見えてきます。

  • 2013年12月5日 4時55分
  • ニコンD5100(270mm相当)
  • 5秒×4枚露出(ISO6400)
  • 固定撮影
  • 市内で職員撮影
  • 下は撮影した処理前の画像
姫路市内で撮影したラブジョイ彗星2

12月5日

35mmレンズで撮影した2013年12月5日のラブジョイ彗星ラブジョイ彗星を自分で見たい、という方のために、街の中ではどんな風に見えるのか、という写真を撮ってみました。
矢印の先にある微かに写っているものが、ラブジョイ彗星です。

  • 2013年12月5日 5時50分
  • ニコンD5100(30mm相当)
  • 10秒×5枚露出
  • 市内で職員撮影

35mmレンズで撮影した2013年12月5日のラブジョイ彗星こちらは7倍程度の双眼鏡(視野約7度)で見た、ラブジョイ彗星のイメージです。
左上に尾が伸びているのですが、なかなか分かりにくいと思います。ただ、周りの星と比べると、ぼんやりした光の塊に見えると思います。

  • 2013年12月5日 6時00分
  • ニコンD5100(200mm相当)
  • 4秒×3枚露出
  • 中央部は実写、周辺はレタッチによる書き足し
  • 市内で職員撮影

11月23日

400mmレンズで撮影した2013年11月23日のラブジョイ彗星 アイソン彗星の撮影前に撮った写真です。相変わらず中心が明るく輝いています。下に写っている銀河はNGC4490です。

  • 2013年11月23日 5時13分
  • 10cm屈折望遠鏡(焦点距離400mm)+ニコンD5100
  • 10秒×12枚(計2分)露出

11月21日

15cm望遠鏡で撮影した2013年11月21日のラブジョイ彗星 15cm屈折望遠鏡に冷却CCDカメラで撮影したラブジョイ彗星です。頭部が明るすぎて真っ白に写っています。

  • 2013年11月21日 4時51分
  • 15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+冷却CCDカメラ(Iバンドフィルタ)
  • 5分露出

90cm望遠鏡で撮影した2013年11月21日のラブジョイ彗星 上の望遠鏡とほぼ同じ大きさで、カラーで撮影したラブジョイ彗星です。  前回撮影したものより、露出を抑えて頭部の様子が分かるようにしました。

  • 2013年11月21日 4時34分
  • 20cm反射望遠鏡(焦点距離1950mm)+ニコンD7000
  • 30秒×10枚(計5分)露出

11月16日

90cm望遠鏡で撮影した2013年11月16日のラブジョイ彗星 90cm望遠鏡で撮影したラブジョイ彗星です。  中心がつぶれないように処理しました。

  • 2013年11月14日 2時40分
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離4500mm)+ニコンD7000
  • 1分×6枚(計6分)露出

400mmレンズで撮影した2013年11月16日のラブジョイ彗星 広角でも撮影してみましたが、透明度が悪くてあまり綺麗に写りませんでした。

  • 2013年11月16日 2時49分
  • 10cm屈折望遠鏡(焦点距離400mm)+ニコンD5100
  • 30秒×10枚(計5分)露出

11月14日

90cm望遠鏡で撮影した2013年11月14日のラブジョイ彗星 90cm望遠鏡で撮影したラブジョイ彗星です。とにかく明るい!前回撮影したものより、尾が少しはっきりしてきました。

  • 2013年11月14日 2時48分
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離4500mm)+ニコンD7000
  • 1分×10枚(計10分)露出

400mmレンズで撮影した2013年11月14日のラブジョイ彗星 広角で撮影してみました。彗星の頭部(コマ)が綺麗な色をしています。

  • 2013年11月14日 3時8分
  • 10cm屈折望遠鏡(焦点距離400mm)+ニコンD5100
  • 1分×4枚(計4分)露出

11月12日

15cm望遠鏡で撮影した2013年11月12日のラブジョイ彗星 11月2日よりもっと広い範囲を写してみました。細い尾が右側に伸びているように見えますが…

  • 2013年11月12日 2時48分
  • 15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+ニコンD5100
  • 1分×3枚(計3分)露出

400mmレンズで撮影した2013年11月12日のラブジョイ彗星 広角で撮影してみました。彗星の頭部(コマ)が綺麗な色をしています。

  • 2013年11月12日 1時56分
  • 10cm屈折望遠鏡(焦点距離400mm)+ニコンD7000
  • 1分×3枚(計3分)露出

11月8日

90cm望遠鏡で撮影した2013年11月8日のラブジョイ彗星 彗星の頭部が、左側が傘のように広がって、小さいキノコのように見えます。
 右に伸びているはずの尾は、透明度が高くないためか、はっきりしません。

  • 2013年11月8日 2時48分
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離4500mm)+ニコンD7000
  • 1分×5枚(計5分)露出

400mmレンズで撮影した2013年11月8日のラブジョイ彗星 広角で撮影してみました。色はここまではっきりとはしませんが、双眼鏡で見ると、こんなぼんやりした塊に見えます。

  • 2013年11月8日 3時00分
  • 10cm屈折望遠鏡(焦点距離400mm)+ニコンD5100
  • 1分×4枚(計4分)露出

11月2日

15cm望遠鏡で撮影した2013年11月2日のラブジョイ彗星 中央の丸くぼんやりした塊がラブジョイ彗星です。

  • 2013年11月2日 3時30分
  • 15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+冷却CCDカメラ(Iフィルター)
  • 5分露出

90cm望遠鏡で撮影した2013年11月2日のラブジョイ彗星 右側に向かって淡く尾が伸びている様子が分かります。

  • 2013年11月2日 3時52分
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離4500mm)+ニコンD7000
  • 1分×3枚(計3分)露出