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天体写真と観測報告「2012年6月6日の金星の太陽面通過(日面経過)」その1

金星太陽面通過の観望会の様子

 姫路では2004年の時は雨やくもりで見えなかったので、初めて見ることができた現象です。前日までお天気が不安でしたが、朝からよく晴れました。途中雲が出る見えない時間もありましたが、約250名ほどの皆さんと歴史的な天文現象を見ることができました。

 金星の太陽面通過の仕組みは「太陽面通過について」のページ、全体の様子は「その2」のページ、観察会のスナップは「その3」のページ、ネット中継の記録は「その4」のページで

金星の太陽面通過の全貌

30分後ごとの金星を合成したものです。太陽の上をまっすぐに移動しているのがわかります。

  • 2012年6月6日7時18分から30分毎
  • ペンタックス10cmF10+ニコンD7000とペンタックスK100D
  • Photoshopで向きの調整と画像処理

金星が太陽に入るところの連続写真 金星が太陽に入るとき(第1接触から第2接触)の様子です。
高度が低いので金星の形も太陽の縁も空気の揺らぎでボケて見えて、第2接触が過ぎても金星が縁に付いているように見える「ブラックドロップ現象」らしく見えます。

  • 2012年6月6日
  • ペンタックスED150拡大撮影(+ニコンD7000)

金星が太陽から出るところの連続写真

金星が太陽から出て行くとき(第3接触から第4接触)の様子です。最後は雲にかくれて見えませんでした。

  • 2012年6月6日
  • ペンタックスED150拡大撮影(+ペンタックスK100D)