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天体写真と観測報告「小惑星ファエトン」

 小惑星ファエトン(3200)は、1983年に発見された3200番目の小惑星です。
 毎年12月中旬に見られる「ふたご座流星群」は、このファエトンから出たチリが、地球の大気に飛び込んで見られます。

小惑星ファエトンの移動

ファエトンは、ガスやチリをほとんど出し尽くした「元彗星」と考えられていましたが、最近の観測では、わずかに尾が見えることもあるようです。
太陽の周りを、約1.4年で公転しているので、時間をおいて撮影すると、背景の星に対して動いているのがわかります。

  • 2014年12月12日
  • 15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+冷却CCDカメラ
  • 各3分露出