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天体写真と観測報告「小惑星リュウグウ」

小惑星リュウグウ(162173)は、1999年に、アメリカの太陽系の小天体を発見するための「LINRAR(リニア)」によって発見されました。2018年に、小惑星探査機「はやぶさ2」が着陸してサンプルを回収し、2020年に地球に帰還する予定です。

リュウグウと地球の位置関係が良くなった2016年夏には、観測キャンペーンも行われました。

姫路科学館で撮影した小惑星リュウグウ

星の子館の周辺は夜空が明るいので、90cm望遠鏡でも、18-19等星のリュウグウはなかなか写りませんでした。
視野が狭いので、3分の露出の間に動いて線状に写っています。

  • 2016年7月29日 23時54分
  • 星の子館90cm反射望遠鏡(焦点距離14000mm)+冷却CCDカメラ(SBIG STL-1001E)

小惑星リュウグウの移動

時間を変えて撮影した3枚の画像を、それぞれ赤・緑・青に割り当てて合成しました。移動している小惑星リュウグウだけ、3つの色になっています。

  • 2016年7月29日
  • 23時51分:赤
  • 23時54分:緑
  • 24時00分:青

小惑星リュウグウの移動2

2016年7月31日は、イベント「太陽系小天体の観測」で、参加した小学生のみなさんに、望遠鏡とCCDカメラの操作をしてもらって撮影しました。
こちらも、微かですが、移動するリュウグウの姿が写っています。

  • 2016年7月31日
  • 21時32分:赤
  • 21時41分:緑
  • 星の子館90cm反射望遠鏡(焦点距離14000mm)+冷却CCDカメラ(SBIG STL-1001E)  3分露出