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姫路科学館・昆虫マンガ「カブちゃん」第30話

カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。

第30話~カブちゃんの口はどんな口?の巻~

カブちゃんの口はどんな口?

バッタ博士のミニ知識【カブちゃんの口はどんな口なの?】

 カブトムシやクワガタムシなどの甲虫には、セキツイ動物の歯のようなものは無いんです。
 カブトムシやクワガタムシの口には、やわらかくて細い毛が密集していて、その毛を樹液やくだものに接触させて汁を吸います。 だから、ライオンやイヌやウマのように固いものをかじったり、噛みつぶしたりすることはできないんです。でも、幼虫の時は、 2枚のアゴで枯れた木を砕いて食べたり、腐葉土を食べたりするんですよ。
 セキツイ動物の歯はカルシウムでできていますが、カブトムシの幼虫のアゴやクワガタムシの大アゴはキチン質(多糖類という生物高分子) でできています。
 2010年3月20日から始まる「カジル展」では、色々なセキツイ動物の口(歯)の構造をしっかり見たいですね。