カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。
第49話～春を告げる植物～
バッタ博士のミニ知識【スプリング・エフェラメルって？】
スプリング・エフェラメルはスプリング・エフェメラル（SPRING EPHEMERAL）とも言い、「春の妖精」とも呼ばれる春植物のことです。
これは、春先に花をつけ、夏までは葉が見られますが、その後翌春までは地下で命をつないでいきます。
代表的な春植物には、フクジュソウのほかにカタクリがあります。いずれも夏までに光合成をして翌春までの栄養をためこむため、フクジュソウはゴボウのような立派な根が、カタクリは球根をもっています。お正月の縁起物として売られているフクジュソウは地上に現れる部分が小柄なため、小さな鉢に植えられて売られています。このため、根が十分でなく翌春に花を付けることは難しいのですが、本来は育てやすい植物です。
春が近づくと、虫たちも活動をはじめ、美しい花を持つ虫媒花が次々と姿を現してきます。