カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。
第66話～宇宙に思いをはせて の巻～
バッタ博士のミニ知識【国際宇宙ステーション（ISS）】
宇宙飛行士の若田光一さんが長期滞在している「国際宇宙ステーション」は、15カ国が協力し1998年から様々なモジュールが打ち上げられ、軌道上で組み立てられました。2011年7月に完成した「国際宇宙ステーション」の大きさは、サッカーコートと同じくらいあり、横が約108m、縦が約70m、高さが約20mもある人類が構築した宇宙最大の建造物です。
日本の実験棟「きぼう」も「国際宇宙ステーション」の一角に結合されており、日本人の宇宙飛行士が長期滞在したり、それ以外の期間にも各国の宇宙飛行士により様々な宇宙実験が行われています。
「国際宇宙ステーション」では、無重力状態で沈殿や分離などの現象が起きないことを利用して、様々な材料実験が行われています。また、生命活動への重力の影響を調べる生物実験、宇宙空間からの地表面の観測、地球大気圏の影響を受けない天体観測などが様々に行われています。
地表面から高度400kmほどの軌道を、地球1周約90分で回る「国際宇宙ステーション」は、時間帯を選べば、肉眼でも明るい星が動いていくような感じで、とても良く見えます。