カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。
第87話～蚊は怖ろしい!? の巻～
バッタ博士のミニ知識【蚊媒介感染症について】
蚊媒介感染症とは、ウイルス等に感染した蚊に刺されることで感染する病気の総称です。蚊に刺されることで感染する感染症は非常に多く発生しており、蚊の多い熱帯・亜熱帯地域では非常に一般的です。
航空路の発達などにより、気候を越えて短時間での人や物の移動が盛んな現在社会では、海外での感染症の発生も「対岸の火事」と構えている訳にはいかない、重大な防疫対象です。
現在、日本で発生が確認されたり、持ち込まれる可能性が高い蚊媒介感染症としては、ウエストナイル熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、デング熱、日本脳炎、マラリアの６種類が挙げられます。
これらの感染症を診断した診断した医師は、直ちに最寄りの保健所に届け出ることになっていますから、海外旅行の後などに発熱などの症状を自覚した際には、他の人に感染させない防疫の観点からも、直ちに保健所に相談し医師の診断を受けることが重要です。