特別展
永遠の詩人 西脇順三郎
   ニシワキ宇宙とはりまの星たち 

西脇順三郎
会期  平成20年10月3日(金)〜11月16日(日)
会場  姫路文学館特別展示室
休館日 月曜日(10月13日、11月3日は開館)、10月14日、
      11月4日
観覧料 一般500円 大学・高校生300円 中学・小学生200円
      20名以上の団体は20%割引。
主催 姫路文学館 読売新聞大阪本社
後援 NHK大阪放送局
協賛 兵庫県現代詩協会





西脇順三郎(1894〜1982)は、日本のモダニズム、シュルレアリスムの中心となり、豊穣な作品を残した現代詩最大の詩人です。20世紀を代表する詩人エズラ・パウンドは西脇の英語詩に感激してノーベル文学賞に推薦しました。西脇は絵の才能にも恵まれ、ユニークな色彩感は美術関係者から高い評価を得ています。
本展は、英国の詩壇で活躍した青年期をへて、前人未踏の詩境に到達した西脇の生涯を追うとともに、文学、芸術にまたがる広大な世界を展示し、現代の芸術の魅力を知っていただこうとするものです。
播磨・神戸の詩人たちとの関係にも目を向け、西脇によってシュルレアリスムに誘われた詩人たちが思想弾圧された「神戸詩人事件」、戦後播磨の地で、詩誌「天蓋」の詩人たちが、西脇のもとに集ったことなどを紹介します。
天性の画家でもあった詩人の絵画と詩が共演する美の世界を堪能していただけます。 


西脇順三郎画「窓(ボードレール)小千谷市図書館蔵 西脇順三郎画「水精たち」(小千谷市図書館蔵)

主な展示品など

  1. 回想−西脇順三郎

    著作、雑誌、写真、旧蔵の洋書、書簡、原稿等の資料により西脇の華麗な生涯をたどる。    
  • ロンドンの詩誌「チャップブック」(西脇の英詩を掲載)

  • 兄修太郎あてはがき(少年時代の絵)   

  • 「Ambarvalia」、「旅人かへらず」、「第三の神話」等の詩集、「超現実主義詩論」、「ヨーロッパ文学」、「詩学」等の詩論、研究書等の著作(初版本)

  1. 詩と絵画

    絵画の主要作品(小千谷市立図書館蔵)と代表的な詩の原稿、ノート等を展示

  絵画

  • 油彩 北海道の旅(1960年代) 窓(ボードレール)(1955年) 水精たち(1950年代) 仁和寺の塔(秋の朝)(1960年) 太陽(Ambarvalia)(1950年代) 伊太利の夏−ハドリアヌス帝城址(1960年代) 池のある風景(1950年) 
  • 水彩 伯耆大山(1953年頃)  ペレアスとメリザンド(1960年) 
  • 日本画 多摩川風景(1935〜6年) ムサシノの赤松(1935〜6年) 
  • 水墨画 龍虎図(1960年代) 
  • 詩画集 『Gennaio a Kyoto』(池田満寿夫と共作) 「Chromatopoiema(クロマトポイエマ)」(飯田善國と共作)


  詩稿
  「Ambarvalia」詩稿ノート 「旅人かへらず」詩稿ノート
  「梨」、「午後の訪問」、「夏」、「失われた時」、「えてるにたす」、「まさかり」、「天国の夏」、「禮記」、「壌歌」等(各詩集から)

  1. ニシワキの光芒 播磨と神戸の詩人たち

     
    1.  詩誌「天蓋」につどう星たち(金田弘・皆光茂・羊歯三郎)

      詩誌「天蓋」7号 西脇順三郎特集 
      金田弘あてはがき 
      書 詩「午後の訪問」 
      皆光茂旧蔵「龍虎図」
    1. 神戸詩人事件

      「神戸詩人」第5冊  廣田好夫詩集ノート  飯田操朗「鳩のいる風景」
        
    1. 永田耕衣、柳田國男、多田智満子との交友 

      書画「耕衣君 植葱夢悲夫」 永田耕衣あてはがき
      「旅人かへらず」詩稿ノート(柳田国男にふれた箇所)
      多田智満子・オマージュ句原稿
  2. 万能の人 

    植物採集−スケッチ帳(草花) 
    芭蕉研究−芭蕉に関するノート 
    日本語研究−日本語学ノート 
    装幀−エズラ・パウンド像(装幀用スケッチ)



関連イベント


いずれも無料、申込は不要 自由参加


  1. 第1回記念講演会
 講師 白石かずこ 氏(詩人)
演題 「西脇順三郎の女神と長篇詩」
日時 10月12日(日) 午後1時30分〜3時
会場:姫路文学館講堂
西脇との思い出を語るとともに、詩に書かれた女神が誰であったかを考える。


  1. 第2回記念講演会
 講師 新倉俊一 氏(明治学院大学名誉教授・本展監修者)
 演題 「色彩の世界−西脇順三郎の詩と絵画」
 日時 11月3日(祝) 午後1時30分〜3時
 会場 姫路文学館講堂
西脇の文学を長年研究してきた新倉氏が、絵画作品を手がかりにその詩を解釈する。


  1. 西脇順三郎−詩の朗読会「浮き上れ、ミユウズよ。」
 出演 伊藤恵美(朗読ボランティア・グループ「サークルさえずり」)
日時 11月9日(日) 午後2時〜3時
 会場 姫路文学館講堂
西脇の詩を声で味わうとともに、時代背景や生涯の出来事に照らして鑑賞。

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