特別展「お夏清十郎ものがたり」 


■会期/平成14年(2002年)10月18日(金)〜12月1日(日) 39日間 
※休館日/月曜日・11月5日(11月4日は開館)
■開館時間/午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
■場所/姫路文学館 特別展示室(北館2階)
■観覧料/一般 500円/大高生 300円/中小生 200円 
※20名以上の団体は2割引、常設展示は別料金  
■主催/姫路文学館・読売新聞大阪本社
 

         
   
       
役者絵「瀬川路考 お夏」(文化9年)/阪急学園池田文庫蔵   役者絵「瀬川路考 お夏」(文化9年)/阪急学園池田文庫蔵  
                
           
 17世紀の半ば、徳川四代将軍家綱の頃、姫路城下に店を構える但馬屋で、暇を出された奉公人の男が主人を恨んで斬りつけ、処刑されるという事件が起こりました。男の名は清十郎。凶行の裏には、主家の娘お夏との恋沙汰があったといわれています。
 この密通事件は、はやり歌にもうたわれて、遠く京の都や江戸の庶民はもとより、大名や天皇の関心をも集めるところとなりました。
 これに材を得た井原西鶴の浮世草子『好色五人女』(貞享3 1686)や近松門左衛門の人形浄瑠璃『五十年忌歌念仏』(宝永4 1707)は、封建の世の掟にそむいた男女の悲恋を、狂乱するお夏の姿とともに劇的に描き出し、一躍人々の共感を呼びました。
 明治以降も、坪内逍遙の舞踊劇「お夏狂乱」や島崎藤村の詩「四つの袖」をはじめ、映画、音楽、演劇などのモチーフとなり、近年では平岩弓枝やSF作家菅浩江らによって小説化されています。
 本展は、虚実に揺れる事件の関係史料や伝播経緯、古今の芸術家たちによる作品を通して、物語を伝えてきた人々の思いや時代の姿にも迫ろうとするものです。
 事件のあらましを記した姫路藩の「村翁夜話集」(姫路市立城内図書館蔵)や、お夏の入水説が伝わる室津の浄運寺蔵「お夏木像」などの未出品資料、江戸時代の浄瑠璃本や錦絵などの貴重資料も展示します。
 時を越えて自在に変化(へんげ)を続ける〈お夏清十郎〉の世界を、ぜひお楽しみください。






 

催しもの  

                                       

ミニコンサート「歌劇 お夏狂乱」(川路柳虹作詩・関屋敏子作曲 昭和10年)


○日時
平成14年11月4日(月・祝) 午後2時〜2時40分   

○出演お夏:林裕美子(ソプラノ)、里娘・里の子達:福崎西中学校合唱部、
    ピアノ:丸山聡美、指揮:鏡谷明夫
          

  

記念講演会

○日時
平成14年11月17日(日) 午後1時30分〜3時

○講師諏訪春雄(学習院大学教授)

○演題/「日本民族の青春―お夏清十郎ものがたり」

   ※いずれも、会場は姫路文学館講堂(北館3階)・申込不要・無料 


展覧会図録

姫路文学館編『お夏清十郎ものがたり』
(平成14年10月18日発行  56p  A4判)
定価1200円 送料310円
※姫路文学館及び市政情報センター(姫路市役所内)で販売しています。
郵送での購入申し込みも受け付けています。



                         

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