星の子館では昼間にできる天文工作の素材として、ペーパークラフトの「惑星儀」シリーズを続けてきました。ちょっと手間がかかるのですが「惑星をお持ち帰り」できる楽しいイベントです。
これまで作られたものから、いくつかご紹介します。型紙がダウンロードできるものは、印刷して10cmの球(発泡スチロール製が手に入りやすいです)に貼り付けて、お家に太陽系を作ってみてください。
大人の方でしたら、小学校の図工の時間などに「地球儀」の工作をされた経験があるでしょうか?
星の子館の惑星儀シリーズは、それぞれの惑星の地図から作った笹の葉のような形の20枚の紙を、芯になる球にていねいに張り付けると完成します。
型紙を印刷する時は、「用紙サイズにあわせてページを拡大(または縮小)」にチェックが入っていないか確認してください。型紙はB5サイズくらいなので、A4サイズをよく使っているパソコンだと、自動的に「拡大」になっていることがあります。
星の子館のイベントでは、直径10cmの発泡スチロール製のものを使っています。入手先としては
などに行くと1個150円くらいで入手できます。大量に入手する場合は、学校の先生にお願いして教材屋さんで入手してもらう手もあります(50個単位くらいで売ってくれます)。
最近は、100円ショップなどで直径10cmくらいの地球儀やおもちゃのボールを売っていたりするので、それを使ってもいいでしょう。
どうしても10cmの物が手に入らない場合は、印刷の際に拡大/縮小して手持ちの球のサイズにあわせてみてもいいでしょう。
ここに掲載した工作は、たくさんの方に楽しんでいただきたいのですが、いくつかお願いがあります。
原画:水星探査機マリナー10号が撮影した水星表面(半球・NASA/JPL)
写真は初代のもので、マリナー10号のデーターを使ったので半分しかありません。
最近、2010年に水星探査機「メッセンジャー」が撮影した画像をもとに、新しく2代目を作りました。間もなく公開しますのでお楽しみに!
型紙:venus.pdf(500KB) A4用紙2枚に印刷
原画:金星探査機「マゼラン」と「パイオニアヴィーナス」のレーダー画像に、着陸船「ベネラ」が撮影した金星表面の色を着色(NASA/JPL)
初めてパソコンで作ったものです。といっても手動で変形しているので、作るのに手書き以上の時間がかかりました。
金星はいつも厚い雲におおわれているので、表面の様子はレーダーを使って高さとデコボコの度合いを調べることしかできません。旧ソ連の探査機が金星表面に着陸してカラー画像を送ってきましたが、表面の温度が500度もあるので、わずかな情報しかありません。
原画:1983年10月に撮影された気象衛星の画像を合成した地図"Cloud Motion Earth Map(October 1983)" NASA/GSFC
NASAのサイトを探しに探して、宇宙から見た地球に近い様に雲が写ったものを作りました。
型紙:mars.pdf(830KB) A4用紙2枚に印刷
原画:1976年に火星に到着したバイキング探査機が撮影した火星の地図を着色(NASA/JPL)
星の子館で一番最初に作られた惑星儀で、初代は手書きの地図でした。
火星は、これまで一番探査機が訪れた惑星で、地球と同じくらいの精度で地図が作られています。
星の子館の火星儀では細かさはあまり追求しないで、古い画像ですが全体の模様がよくわかるバイキングのものを使っています。
型紙:jupiter.pdf(980KB) A4用紙2枚に印刷
原画:土星探査機「カッシーニ」と惑星探査機「ボイジャー」の画像を合成して制作
カッシーニの地図を元にボイジャーの地図で極付近を補ったオリジナル木星です。
木星の模様は雲の模様なので細かい部分は撮影した時期によってちがいますが、全体の雰囲気は同じなので写りがよさそうなものを合成しました。
型紙:saturn05.pdf(1.5MB) A4用紙6枚に印刷+爪楊枝4本(+あれば、A3相当の厚紙)
原画:土星探査機カッシーニの画像を元に制作
2005年に土星探査機カッシーニが撮影した画像を参考に、オリジナルで作った2代目のものです。模様がすっと細かくなりました。
初代は、当時土星全体の地図がなかったので、ハッブル宇宙望遠鏡の撮影した画像を参考にオリジナルで作りました。
原画:惑星探査機「ボイジャー」が撮影した画像(NASA/JPL)
1982年に撮影された、ボイジャー2号の画像を使っています。あまり模様らしい模様がないので、黄緑色の球です…
原画:惑星探査機「ボイジャー」が撮影した画像(NASA/JPL)
1986年に撮影された、ボイジャー2号の画像を使っています。あまり模様らしい模様がないので、青色の球です…
原画:ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された冥王星表面の明るさの分布"Map of Pluto's Surface" STScl
2006年から「惑星」ではなくなってしまいましたが、最初のイベントのときは惑星だったので、ちゃんと地図があります。
冥王星には、2015年到着予定で「ニューホライゾンズ」という探査機が向かっています。地球から分かるのは表面の明るさの違いだけで、何が原因なのかはわかっていません。
原画:クレメンタインが撮影した画像(NASA)
2004年から2005年にかけて、星の子館の惑星儀を全部作るイベントに参加して、9つすべてを集めた人向けに作った番外編です。
いつか日本の探査機「かぐや」の画像で作り直したいと思っています。
他にも試作で、木星や火星の衛星なども作ったのですが…
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