秋のトンボ調査にチャレンジ!

 

●平成23年10月16日(日)は「秋のトンボ調査」を行いました。

10月に入り、ようやく秋らしくなってまいりました。センター内に自生する柿の実が色づき、周囲を飛び交うトンボ達も紅葉するかのようにアカトンボが目立つようになりました。
 さて、春・夏・秋の季節ごとに開催する「トンボ調査にチャレンジ!」のイベントも今年最後になりました。この「トンボ調査にチャレンジ!」の開催日は雨の日が多く、今回も前日までは雨が降っていましたが当日の朝には晴天になり、気温も高くてTシャツ1枚でも過ごせるような絶好のコンデションになりました。
 イベントでは先ず、参加者の皆さんに1時間以内でセンター内のトンボを捕獲していただきます。その後、捕獲したトンボの種類と個体数を乗じた上で点数を決め、上位3組までを発表しました。また、この日は施設内の田んぼの水を稲刈りに備えて落水するため、参加者の皆さんに落水後の田んぼに残って死んでしまうヤゴ達の救出作戦を実施していただきました。

 

講師はトンボ博士の徳留さんです。 トンボ観察のレクチャーを受けた後は網とカゴを持って出動開始です。
思い思いの場所に別れます。 止まっているトンボにそーっと近づきます。
真剣そのものです! マイ網を手にどこまでも追いかけます。
GETした〜! 僕もナツアカネをGETしたよ!逃がさないようにね。
川にはたくさんトンボがいるけど・・・ 徳留さんにトンボを見分けてもらいます。
ほら、ほら、キトンボだよ! あたしもトンボちゅかまえた〜。
何匹いるかな? 沢山捕まえられたので戻りましょ。
捕獲したトンボの種類と個体数を記録用紙に書いて下さいね。 一杯つかまえたよ!
資料を見ながら同定していきます。 ナツアカネかな?マユタテアカネかな?
一杯いるから分かりにくいね〜。 資料を見ても分からないトンボは徳留さんの出番です。
マイカゴには沢山のトンボが入っています。 トンボが同定できれば記録用紙に書いていきます。
いよいよトンボ調査の発表です!一番多くいたアカトンボはどれでしょう?(下記の表に記載) 今年のチャンピオンは神戸市から参加していただいた安藤君です。タニちゃんから賞品の「中播磨の自然環境」の冊子が手渡されました。
トンボ調査が終って直ぐに田んぼへ移動です。これから田んぼの生き物達を救出します。 田んぼの水を抜いている途中ですが、直ぐに水が抜ける訳ではないので網を使ってヤゴをすくいます。
稲が大きすぎて歩きにくいなぁ。 ヤゴさんいる?
タガメが見つかりました。背中に「コスモ」の名前があります。里親に育てていただいたタガメのようです。 田んぼの生き物を救出した後は、市川水族館館長から田んぼの生き物を解説していただきました。

 
●トンボ調査の結果

【秋】10月16日(日)

マユタテアカネ

89匹

ナツアカネ

10匹

リスアカネ

6匹

ヒメアカネ

6匹

キトンボ

17匹

キトンボ

1匹

ウスバキトンボ

1匹

シオカラトンボ

2匹

オオアオイトトンボ

1匹

合計9種類133匹 



 トンボ調査の結果では、マユタテアカネが一番多く、アキアカネの姿は有りませんでしたが、それでも飛ぶ宝石と呼ばれる珍しい種の「ネキトンボ(体が赤く、ハネはオレンジ)」が1匹確認されました。また、田んぼの生き物の救出作戦で救い出したヤゴは、「ギンヤンマ」が一番多く、「モノサシトンボ」、「サナエトンボ」も確認できました。
 なお、捕獲したトンボは放虫し、田んぼの生き物も全て「じゃぶじゃぶ池」に放流しました。例年では落水した田んぼで動けなくなったヤゴ達はそのまま死んでしまいますが、今年は参加者の皆さんに救出していただいたお陰で、来年は今年以上に伊勢の里の生き物が増えそうですね!

●田んぼで救出したヤゴ以外の生き物たちは次のとおり。

ミナミヌマエビ、ヒメアメンボ、タガメ、タイコウチ、ヒメガムシ、タマガムシ、コオイムシ、オオタニシ、マルタニシ、モノアラガイ(準絶滅危惧種)

○赤トンボの資料をダウンロードできます。

 「イベント情報」へ