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特集

自分は大丈夫、そう思い込んでいませんか

お酒と上手に付き合おう

年末年始が近づくと、忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増えてきます。適量のお酒は、血行促進やストレス解消に有効ですが、飲み方や量を誤ると健康を害する原因にもなります。お酒と上手に付き合っていくために、自分の飲酒習慣を見直してみませんか。

保健所健康課・電話079-289-1645

飲酒のイメージ写真

楽しくお酒を飲むために

(1)適切な飲酒量を知ろう

「健康日本21」(厚生労働省)によると、日本人の「節度ある適度な飲酒」は、1日平均純アルコールで20グラム程度とされています。これはビール1杯(500ミリリットル)に相当。一般的に女性や高齢者、少量の飲酒で顔が赤くなる人の場合はさらに少ない量が望ましいとされています。

純アルコール20グラムに相当する飲酒量の目安

ビール(5%) 1杯(500ミリリットル)
日本酒(15%) 約1合(170ミリリットル)
焼酎(25%) 約0.5合(100ミリリットル)
缶酎ハイ(7%) 1缶(350ミリリットル)
ウイスキー(40%) ダブル1杯(60ミリリットル)
ワイン(12%) グラス2杯(200ミリリットル)

(2)食事を取りながらゆっくり飲もう

空腹状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり、血中アルコール濃度が急上昇。短時間で酔ってしまいます。栄養バランスの良い食事を取り、おしゃべりを楽しみながら、ゆっくり飲みましょう。

(3)お酒の分解には時間がかかります

人によって異なりますが、アルコールの分解速度は、男性が平均で1時間に9グラム、女性が平均で6.5グラム程度です。翌日、車両の運転を予定している日は深酒せず、早めに切り上げるようにしましょう。

(4)週2日は「休肝日」を

肝臓や胃の機能回復のために、週2日はお酒を飲まない日を作りましょう。

大量飲酒は危険です

アルコールは、胃や小腸で吸収されて血中に入り、肝臓で分解されます。飲酒量が多いと、肝臓に大きな負担がかかり、脂肪肝やアルコール性肝炎、肝硬変などを引き起こすほか、生活習慣病の原因にもなります。また、寝る前にお酒を飲み続けていると、お酒を飲まないと眠れなくなる、イライラする、不安になるなどの症状が表れ、自分で飲酒のコントロールができなくなってしまう人もいます。

お酒と上手に付き合おう

飲酒による失敗の経験はありませんか。その時どんな飲み方をしましたか。自分のお酒の飲み方について振り返ってみてください。ストレス発散方法がお酒だけという人は要注意。お酒以外の趣味や楽しみを増やしましょう。飲酒量が増えて困っている人は、飲酒量を減らしたいと思っている仲間を見つけることも減酒のためには効果的です。
お酒を健康の味方にするのも、敵にするのもあなたの飲み方次第です。適正飲酒を守り、上手にお酒と付き合いましょう。

AUDIT(オーディット)で自分の飲酒習慣をチェックしてみよう!

AUDIT(Alcohol Use Disorders Identification Test)とは、WHO(世界保健機関)を中心に開発されたお酒の飲み方を評価するテストです。
現在の飲酒習慣が適切なのか、健康障害や日常生活への影響が出るほど問題のあるものなのか、チェックしてみましょう。

  0点 1点  2点 3点 4点
あなたはお酒をどのくらいの頻度で飲みますか 飲まない 月1回以下 月2回から4回 週2回から3回 週4回以上
飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか 注 純アルコール10グラムを1ドリンクに換算。飲酒量の目安は上記 2ドリンク以下 3ドリンクから4ドリンク 5ドリンクから6ドリンク 7ドリンクから9ドリンク 10ドリンク以上
1回に6ドリンク以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
過去1年間に、飲み始めると止められなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
過去1年間に、普通だと行えることを飲酒していたためにできなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
過去1年間に、深酒の後体調を整えるために、朝迎え酒をしなければならなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
過去1年間に、飲酒後罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
過去1年間に、飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか ない 月1回未満 月1回 週1回 毎日あるいはほとんど毎日
あなたの飲酒のために、あなた自身か他の誰かがけがをしたことがありますか ない あるが、過去1年にはなし 過去1年間にあり
肉親や親戚、友人、医師、あるいは他の健康管理に携わる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか ない あるが、過去1年にはなし 過去1年間にあり

合計

合計点が8点以上の人は、減酒を心掛けましょう。15点以上の人は、アルコール依存症の疑いがあります。医療機関の受診をお勧めします。

一気飲みやお酒の無理強いはやめましょう

一気飲みをしたり、させたり、お酒が飲めない人に飲酒を強要したりすると、急性アルコール中毒になる危険性が高くなります。急性アルコール中毒になると、意識レベルが低下し、嘔吐(おうと)、呼吸状態が悪化するなど危険な状態に陥ります。姫路市では、平成28年度中に、約160人が救急搬送されています。

急性アルコール中毒かなと思ったら

絶対に一人にしない
衣服を緩めて楽にする
体温低下を防ぐため、毛布などを掛けて暖かくする
吐物による窒息を防ぐため、横向きに寝かせる(下写真)

急性アルコール中毒が疑われる場合の寝かせ方(横向きの回復体位)の写真 下顎を前に出し、上側の肘と膝を曲げて姿勢を安定させる


吐きそうになったら、抱き起こさずに横向きの状態で吐かせる

こんなときは救急車を

揺すってもつねっても反応がない
呼吸がおかしい(早く浅い・息を時々しかしていない)
倒れて口から泡を吹いている
全身が冷え切っている

自分や家族の飲み方に不安が そんなときは相談を

保健所の相談窓口(日程は健康・福祉・保健だよりページに掲載)

アルコール問題相談(予約制)
保健所・保健センターで随時行っています。「お酒の飲み方がコントロールできない」「お酒を飲んでいないと不安になる」など、アルコールに関する悩みなどをご相談ください。本人だけでなく家族からの相談も受け付けています。必要に応じて保健師や精神保健福祉相談員による家庭訪問も。

生活習慣病相談(予約制)
多量飲酒など、生活習慣が原因となるさまざまな病気についての相談を行っています。保健師や管理栄養士が個別相談に応じています。

保健所健康課の保健師の写真 アルコール依存症は否認の病気と言われています。否認とは、自分が依存症であると認めないことで、依存症の人は誰もが持つ心理です。本人の努力だけでは解決が難しい問題なので、お酒の飲み方について不安に思った時は、本人や家族だけで抱え込まず、早めに医療機関や保健所に相談しましょう。保健所では、家族の関わり方も含め、相談に応じます
保健所健康課 保健師 松阪 美幸さん


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