本文へ  Multilingual English |中文 |한국어 |Francais |Espanol |Portugues |Deutsch |Việt Nam

このページの本文へスキップ


特集

食の安全・安心を守る中央卸売市場

〜移転予定地で土壌汚染対策が進んでいます〜

播磨地域の食文化の拠点づくりに向け、白浜地区への移転再整備事業を進めている中央卸売市場。2022年度(平成34年度)内の開場を目指し、移転予定地で土壌汚染対策(ベンゼンの浄化作業)に本格的に着手しています。新市場を、市民の皆さんに「食の安全・安心」を提供するにふさわしい施設とするため、「総合的な安全対策」を実施しています。

中央卸売市場・電話079-221-6013

中央卸売市場の写真

中央卸売市場の移転再整備

安全・安心な生鮮食料品等を、市民の皆さんに安定的に供給するため、生産者と消費者をつなぐ重要な役割を担ってきた中央卸売市場。開設から60年が経過して施設が老朽化し、近年では品質管理の高度化などに対応することが難しくなってきました。
そこで、施設の根本的な見直しを行い、平成27年8月に白浜地区への移転再整備を決定。「播磨地域の食文化の拠点」としてふさわしい機能を持った新市場を整備するため、事業を進めています。

移転予定地

中央卸売市場の移転予定地の図

土壌汚染を確認し「専門家会議」を設置

事業を進める中で、平成27年10月に移転予定地の土壌汚染を確認しました。そこで、中立で専門的な立場から評価や助言をもらうため、環境分野が専門の有識者で構成する「中央卸売市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(以下、「専門家会議」という)を設置。調査方法や対策方針などについて、議論が重ねられています。

汚染の状況と専門家会議の見解

土壌汚染対策法に定める特定有害物質27項目等について、土壌・地下水汚染調査を実施。その結果、ベンゼン、ヒ素、フッ素、鉛の基準超過が判明し、専門家会議からは、次のような見解が示されました。

ベンゼンによる汚染(人為由来)
地下水の利用がない限り、法的には対策の必要性はないが、食品を取り扱う「市場」という特性上、浄化すべき
ヒ素、フッ素、鉛による汚染(自然由来等)
現状のままでも安全が確保されるため、地表面の被覆・盛り土で管理する

総合的な安全対策を実施しています

ベンゼンによる汚染については、土壌汚染対策方針を策定。現在、濃度や深度等から、主に次の方法で浄化作業を行っています。

掘削・オンサイト処理
土壌を掘削し、テント内でかき混ぜ、気化したベンゼンを回収する方法

掘削・オンサイト処理の図

エアースパージング
地下に空気を注入して、気化したベンゼンを回収する方法

エアースパージングの図

ヒ素、フッ素、鉛については、飛散を防止するため、今後、建物を建築する際に盛り土と舗装を行います。
さらに、汚染区域には建物を配置しない、建物を有害物質が入らない構造にするなど、複数の対策を組み合わせる「総合的な安全対策」(下表)を実施。食の拠点となる新市場の安全対策を徹底します。

総合的な安全対策

 土壌汚染に対する安全対策

  ベンゼンによる汚染(人為由来)

   ●掘削・オンサイト処理
   ●エアースパージング(一部の区画で揚水処理を併用)
   ●フェントン処理
   ●地下水は、土壌汚染処理に伴い浄化
   ●地下水の水質モニタリングを行い、必要に応じて揚水対策等を検討

  ヒ素・フッ素・鉛による汚染(自然由来等)

   ●いずれの物質も自然由来レベルであり、現状のままでも安全が確保されるため、地表面の被覆または盛り土を施した状態で管理していく

 施設配置の安全対策

  ●土壌汚染区画にはできるだけ建屋を配置せず、通路・駐車場として利用する
  ●土壌の入れ替えがない安定した地盤に施設整備する

 建築物の安全対策

  ●二重スラブ構造による密閉空間とし、安全を確保
  ●配管ピットにおける換気
  ●建築物の崩落・変形防止のため、十分な構造強度を確保する
  ●構造スラブの採用
  ●塗膜防水などにより地下水等の浸入を防止するなど

注 進捗状況に合わせて専門家会議を開催。指導や助言をもらい、作業に反映しています

土壌汚染対策の情報を公開しています

専門家会議
これまで2年以上、16回にわたり開催している専門家会議。会議は公開で行うほか、会議資料や議事録などを全て公開しています
土壌汚染対策の進捗状況と浄化結果データ
現在実施中の浄化作業やデータなどをホームページで公開。移転予定地の現場事務所や白浜支所、白浜地区の公民館等でも閲覧できます
土壌汚染対策現地見学会
平成30年8月10日に現地見学会を行い、市民の皆さんや市場関係者ら、約70人が参加しました

現地見学会の写真 見学会で専門家会議委員により土壌汚染対策の現状を説明


食の安全・安心を提供し続けるために

姫路市では、新市場を「食の安全・安心」を提供するにふさわしい施設とするため、今後も適切な対策を実施していきます。また、市民の皆さんや市場関係者の土壌汚染に対する不安を解消するため、これらの取り組みについて情報公開を徹底します。

注 土壌汚染対策の詳細は、ホームページに掲載しています
中央卸売市場のホームページ

「安全・安心の確保は可能」との見解が示されました

平成30年10月10日に専門家会議を開催。対策の進捗状況や浄化結果等の測定データを基に審議が行われ、現段階において対策は確実に実施されていることが確認されました。そして、「今後も土壌汚染対策を含め、総合的な安全対策を着実に実施することで、新市場予定地の土壌の安全・安心の確保は可能である」との見解が示され、「市民等の安全・安心につながるよう積極的な情報公開が必要」との意見が出されました。


ページトップへ戻る