いえしまの多様性に富んだ自然を、五感で探求し、いろんな体験をとおして自然について興味を持ち、考え、ふだんのくらしの中に活かしていくきっかけとすることを趣旨に兵庫県立いえしま自然体験センターが小学4年生から6年生までを対象に1泊2日で主催する事業です。
『TANeFUNe』は、この事業のプログラムの一つとして、2日目に登場。カヌーで少し離れた海岸まで漕ぎ渡った子どもたちは、『TANeFUNe』に乗船体験するほか、海岸に流れ着いた漂着物を収集。日比野先生が流木等で海岸に設えた展示台に気になる漂着物を展示しました。その後、お気に入りの漂着物をひとつ選んでセンターに戻った子どもたちは、自由に想像を膨らませながら漂着物にまつわる物語づくりを行いました。
子どもたちにとっては、『TANeFUNe』でのワークショップを通じて、海洋環境の問題をアートの観点から考える機会となりました。
開催日 2021年7月3日・4日 / 場所 兵庫県立いえしま自然体験センター
『TANeFUNe』に乗船し、家島諸島・西島の船でしかいけない浜へ行き、たどり着いた漂着物を収集調査。船長小屋にて漂着物を観察したり物語をそうぞうするワークショップを、兵庫県立いえしま自然体験センターのDAYイベントとして夏休み期間に行います。
『TANeFUNe』船長の喜多直人さんと一緒にワークショップを通じて、海からの視点・アートの視点から海洋環境や自然環境の大切さや素晴らしさについて想像する時間を創造します。
詳しくは兵庫県立いえしま自然体験センターホームページをご覧ください(https://www.shizen-ieshima.com/event/index.html別ウィンドウで開く)
兵庫県立いえしま自然体験センター 電話番号 079-327-1508 / 1509
子ども達の環境学習、海洋スポーツ、野外活動などのプログラムを、実践指導できる指導者を養成します。講座修了後は、いえしま自然体験センターをはじめ、学校や地域で環境学習や自然体験活動の実践指導者として幅広い活動を期待します。自然学校を担当される方は、ぜひご参加ください。教員(小中)の10年研修対象講座にもなっています。
TANeFUNeを用いたプログラムは、日程2日目に実施されます。(担当アーティスト:TANeFUNe二代目船長:喜多直人さん)
詳しくは兵庫県立いえしま自然体験センターホームページをご覧ください(https://www.shizen-ieshima.com/event/index.html別ウィンドウで開く)
兵庫県立いえしま自然体験センター 電話番号 079-327-1508 / 1509
日比野克彦氏が2003年から行っている「明後日朝顔プロジェクト」で育てられた全国を旅する明後日朝顔の種が人と人、地域と地域を繋げていく様子から「種は乗り物のようだ」と着想し、2007年金沢でダンボール製の『種は船』を制作、その後横浜・鹿児島・種子島など各地で『種は船』を制作。2010年からは3か年計画にて舞鶴市(京都府)で自走式小型船『TANeFUNe』を造船しました。『TANeFUNe』は、2012年、舞鶴から新潟を81日かけて航海した後、2013年に宮城県塩竃市の浦戸諸島を訪ねて松島湾を結びました。2015年夏にはさいたまトリエンナーレのプレイベントに参加、2019年瀬戸内国際芸術祭秋会期に参加し香川県三豊市粟島にて活動。現在も瀬戸内の海にて航海は続いています。
種は「時間・場所」を記憶して運んでくれる。
種は人々をまだ見ぬ土地へ誘ってくれる。
それは乗りもののようである。
種は「人々の想い」を繋げてくれる。
種は海の向こうの知らないところへ向かう船のようである。
種の船に乗ってみたい。
種の中での時間を過ごしてみたい。
そこには今の時間にはないものがあるはずだ。
海の話と地上の話。
海の底と地上はつながっている。
海から集めてきたもの(マイクロプラスチック・海底遺物)で物語を創作する。
おとぎ話のフィクションのようであり、現代社会が抱える課題のノンフィクションが繋がっているお話を創作する。
-日比野克彦
船質:FRP(繊維強化プレスチック)
大きさ:長さ5.36メートル、幅2.70メートル、高さ約3メートル
重量:0.9トン
機関:船外機(60馬力)
定員:5名
速度:平均7ノット(時速約13キロメートル)
形状:朝顔の種を模している
姫路市役所観光スポーツ局観光文化部姫路市立美術館
住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地25 姫路城東側
電話番号: 079-222-2288 ファクス番号: 079-222-2290
電話番号のかけ間違いにご注意ください!