隈研吾の『コツゴツ』哲学 過去から未来へ生き残るデザイン―髙田賢三へのオマージュ
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- ID:29261
展示概要
隈研吾 (C)Designhouse
「姫路は日本建築の聖地である」と言う隈研吾は、2021年より当地の姫路城、書寫山圓教寺そして姫路市立美術館の三大建築美に向き合い、その本質を独自のオノマトペ表現で「姫路城はツンツン、圓教寺はパラパラ、姫路市立美術館はコツコツ」と読み解きました。そして複数のプロジェクトを経た2024年度、空間と時間の概念を併せ持つオノマトペ「コツコツ」とそれを発展させた「コツゴツ」という造語を通じて、隈はその最新の境地を展観します。
本展では、隈がリノベーションを行ったパリの旧髙田賢三邸を再現した新作の模型や映像とモックアップや髙田の作品・遺愛品で構成されるインスタレーション、建築の模型やモックアップ約30点を展示し、隈と髙田の響き合うデザイン思考を紐解きます。また、書寫山圓教寺で進行中の「はづき茶屋プロジェクト」の成果を模型として披露します。はづき茶屋は、隈が敬愛する武田五一が設計した摩尼殿に対面して建つ休憩所で、参籠者が身を清める湯屋を起源とします。茶屋の名の由来となった開基・性空上人と和泉式部の出会いの伝説のように、武田と隈の時を超えた対話を通じて未来のはづき茶屋のイメージが展開されます。
Kenzo House
(C)Jimmy Cohrssen
Kenzo House
(C)Jimmy Cohrssen
V&A Dundee
(C)隈研吾建築都市設計事務所
ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム
(C)隈研吾建築都市設計事務所
隈研吾と髙田賢三
髙田賢三(左)と隈研吾(右)
(C)Kengo Kuma & Associates
隈研吾は、髙田賢三がパリに構えた旧邸宅「Takada Kenzo House」を2018年にリノベーションしています。この邸宅は、髙田のデザイン哲学の集大成といえる空間作品であり、隈によるリノベーションを経た現在の姿は、髙田と隈の協働作品と位置付けることができます。歴史の重層性をコツコツというオノマトペで表す隈は、歴史に学びつつ革新的なデザインを世に広めた姫路市出身のデザイナー・髙田賢三の業績を「コツゴツ」という独自のオノマトペで表現します。
開催概要
会期等
- 会期
2024年12月7日(土曜日)から2025年2月2日(日曜日)まで - 開場時間
午前10時から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) - 休館日
月曜日(ただし1月13日は開館)、年末年始(12月28日から1月3日まで)、1月14日 - 会場
姫路市立美術館 企画展示室他
観覧料
- 一般:700円(500円)
- 大学・高校生:400円(200円)
- 中学・小学生:200円(100円)
( )内は20名以上の団体料金
主催等
主催
姫路市立美術館
企画協力
隈研吾建築都市設計事務所
特別協賛
- 大成建設株式会社
- 株式会社フジタ
- 株式会社松本組
後援
- 朝日新聞姫路支局
- 神戸新聞社
- 産経新聞社神戸総局
- サンテレビジョン
- 播磨時報社
- 播磨リビング新聞社
- 姫路ケーブルテレビ
- 姫路シティFM21
- 毎日新聞姫路支局
- 読売新聞姫路支局
- ラジオ関西
(50音順)
関連イベント
オールひめじ・アーツ&ライフ・フォーラム2024
- 開催日時
12月7日(土曜日)
午後1時から午後4時まで - 出演
隈研吾氏
日比野克彦氏
チームラボ
大樹玄承氏(書寫山圓教寺長吏) 他 - 場所
アクリエひめじ 中会議室402-403 - 定員
120名 - 申込方法
専用ページから申し込み
(応募多数の場合は抽選になります)
講演会「『はづき茶屋』を遡る―書寫山圓教寺の歴史と信仰」
- 開催日時
12月8日(日曜日) 午後2時から午後3時30分まで - 講師
柴佳世乃氏(千葉大学教授) - 場所
姫路市立美術館 講堂 - 定員
80名 - 申込方法
12月2日(月曜日)までに「『はづき茶屋』を遡る―書寫山圓教寺の歴史と信仰」応募フォーム別ウィンドウで開くから申し込み
(応募多数の場合は抽選になります)
講演会「『コツゴツ哲学』で今ここから世界を考える―22世紀へのパースペクティブ」
- 開催日時
1月12日(日曜日)
午後2時から午後3時30分まで - 講師
隈研吾氏 - 場所
姫路市立美術館 講堂 - 定員
80名 - 申込方法
12月25日(水曜日)までに「『コツゴツ哲学』で今ここから世界を考える―22世紀へのパースペクティブ」応募フォーム別ウィンドウで開くから申し込み
(応募多数の場合は抽選になります)
講演会「隈研吾とフランク・ロイド・ライトー建築の生成」
- 開催日時
1月25日(土曜日)
午後2時から午後3時30分まで - 講師
水上優氏(兵庫県立大学教授) - 場所
姫路市立美術館 講堂 - 定員
80名 - 申込方法
1月20日(月曜日)までに「隈研吾とフランク・ロイド・ライトー建築の生成」応募フォーム別ウィンドウで開くから申し込み
(応募多数の場合は抽選になります)
お得情報
山陽電車
「姫路市立美術館きっぷ」を発売!
山陽電車往復きっぷと一般入場券引換券がセット!
詳しくは山陽電車公式サイト別ウィンドウで開くでご確認ください。
11月21日(木曜日)から情報が公開されます
神姫バス
「しろのまちめぐり2DAYきっぷ」を発売中!
姫路城、美術館、書寫山圓教寺をお得にめぐるセット券。
詳しくは神姫バスのウェブサイト別ウィンドウで開くでご確認ください。
その他のご案内
姫路市書写の里・美術工芸館
新春特別展「日本のガラス展」
- 会期
2025年1月25日(土曜日)から4月13日(日曜日)まで - 電話
079-267-0301
姫路文学館
企画展「生誕120年記念 詩人坂本遼展」
- 会期
2024年12月7日(土曜日)から2025年3月30日(日曜日)まで - 電話
079-293-8228
兵庫県立歴史博物館
特別展「阪神・淡路大震災を伝える・知らせる―情報と通信の1990年代―」
- 会期
2025年1月11日(土曜日)から3月16日(日曜日)まで - 電話
079-288-9011
お問い合わせ
姫路市役所 観光経済局 観光コンベンション室 姫路市立美術館
住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地25 姫路城東側別ウィンドウで開く
電話番号: 079-222-2288
ファクス番号: 079-222-2290