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姫路科学館・昆虫マンガ「カブちゃん」第43話

カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。

第43話~大きな雲には要注意!!~

大きな雲には要注意!!

バッタ博士のミニ知識【積乱雲って?】

 夏の空に、モクモクと湧き上がるように見える背の高い雲が発生することがあります。これが積乱雲です。
 積乱雲はその姿が、ちからコブのできたお坊さんのようだというので、入道雲と呼ばれたり、雷を起こすので雷雲と呼ばれたりもします。
 積乱雲が夏によく見られるのは、強い日差しで海や陸が温められ、上空との大きな温度差によって強い上昇気流が起きるためです。ここに水蒸気を沢山含んだ湿った 空気が入り込むと背の高い雲を作ることになります。雲の中では雨粒ができますが、上昇気流にのって非常に大きな雨粒に成長し、集中豪雨の原因にもなります。
 また、大きな空気の流れが静電気を溜め込み、雷を発生します。夏の夕立の原因も積乱雲によるものなのです。