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姫路科学館・昆虫マンガ「カブちゃん」第65話

カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。

第65話~栗の実ころころ♪の巻~

栗の実ころころ♪の巻

バッタ博士のミニ知識【クリと縄文人】

 カブちゃん達に説明していたように、栗は5千年も前から日本で食べられていたことが解っています。その頃の日本は縄文時代で、代表的な遺跡が青森県青森市の三内丸山遺跡です。
 三内丸山遺跡は、発見されている最大級の縄文集落跡で、住居群、倉庫群、三層になっていたと考えられる堀立柱建物跡も発掘され、いずれも復元されています。
 堀立柱建物は祭壇や見張り台に使われていたと考えられ、その柱には直径1mもあるクリ材が使用されており、柱穴の間隔、幅、深さは各々4.2m、2m、2mもあります。
 遺跡からは大粒のクリの実も大量に出土しており、どうやら三内丸山遺跡に暮らしていた縄文人も、栗拾いをして秋の味覚を楽しんでいたようです。