青少年の健全育成のため、市内に設置している白ポスト(有害図書類等回収)についてご案内します。
白ポストとは、「青少年に有害な本・DVD等を入れてください」と書いてある、白色に塗られたポストのことで、いわゆる「アダルト系」の雑誌や本、DVDやビデオテープ等が子供たちの目に触れることなく処分されるように、との思いから設置されています。
姫路市立総合教育センター育成支援課では、姫路市少年補導委員会、姫路少年サポートセンターと連携して、毎月1回、姫路駅周辺にある2台の白ポストによる有害図書類回収事業を行っています。その他、旧夢前町に4台、旧香寺町にも3台の白ポストがあり、地元・近隣校区の少年補導委員の皆さんが、その回収や管理を行っています。また、平成19年3月には、山陽電車飾磨駅・網干駅にもそれぞれ設置され、飾磨地区・網干地区で回収が始まりました。さらに、平成21年2月、姫新線余部駅にも設置され、回収を始めています。
多くの分野で規制緩和が進みましたが、「何でも自由になった。」と勘違いしてはいけません。大人のマナーとして、青少年に有害な物は放置しない。私たち大人に課せられた義務の一つです。
インターネットやスマホなど、子供たちはさまざまな形で情報を得ることができます。数百冊のアダルト雑誌や数百本のアダルトDVD等を回収したところで、子供たちの身近にある有害環境を大きく改善したことにはならないでしょう。
しかし、たとえ小さなことでも、「正しい行動」を継続することは、とても大切なことです。その「正しい行動」を、子供たちに見せることも、とても大切なことです。
平成19年4月、市内に41台あった有害図書類自動販売機は、8月には4台に激減し、9月には0台になりました。兵庫県青少年愛護条例が改正され規制が厳しくなったこともありますが、地域での地道な撤去運動や、利用できない雰囲気作りをしていただいた結果だと感じています。
ただ、アダルトグッズ等を扱う店舗が、最近増えている事実があります。
地域の大人たちの良識ある行動を期待するとともに、有害環境を少なくしていく取り組みが、継続して実施されていくことを、願ってやみません。
近年、本来の白ポスト設置及び利用の目的・意図である、「青少年の健全育成」といった視点とは異なった利用がなされていることもあります。そのため、白ポスト設置場所等、今後の在り方について検討するため、すべての白ポストを令和4年1月28日から当面閉鎖しております。
白ポストの有害図書類を回収するとき、残念なことに、ポストに入れられたゴミ(新聞紙、無料求人情報誌、空き缶や空き瓶、お菓子の袋、弁当の食べ残し等)の多さには閉口してしまいます。
全て育成支援課や少年補導委員会で回収しています。
青少年の問題行動は、裏を返せば、大人のマナーが問われていることにつながるように思います。ゴミやタバコのポイ捨て、所かまわず吐き出されるツバ・・・。
有害雑誌が、表紙を目に触れないように丁寧に紙で包んで白ポストに捨てられているときは、嬉しい気持ちになります。
姫路市立総合教育センター
電話番号: 079-224-5843 ファクス番号: 079-224-5849
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