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あしあと

 

    いま、大麻が危ない!

    • 公開日:2019年6月21日
    • 更新日:2019年10月7日
    • ID:8011

    大麻に関する誤った情報が流れています。正しい知識を身に着けて、間違った情報に流されずに判断しましょう。

    大麻とは?

    大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)、およびその製品をいいます。ただし、大麻草の成熟した茎、その茎から作られる繊維等の製品(樹脂を除く)と、大麻草の種子およびその製品は規制対象から除かれています。
    日本では大麻の不正栽培は大麻取締法で禁止されています。そのため、大麻の種子を所持したり、譲り渡したりすることは大麻取締法の処罰対象となります。

    大麻は安全?

    大麻は「身体への悪影響がない」「依存性がない」などと誤った情報が流れています。
    しかし、大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が脳神経のネットワークを切断し、やる気の低下や幻覚作用、記憶への影響等を引き起こします。
    実際には大麻を使用することによって脳の知的機能や記憶の形成を司る部位に悪影響を及ぼすなど、さまざまな不具合を引き起こす違法な薬物です。
    大麻を乱用すると、知覚が変化し、集中力がなくなり、情緒が不安定になります。
    また、乱用を続けることによって何もやる気がしない状態(無動機症候群)や知的機能の低下、大麻精神病などが引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。

    若者の検挙者が増加!

    大麻による検挙者の割合は薬物事犯全体の約20%を占めており、覚醒剤に次いで乱用されている違法薬物です。
    平成21年をピークに減少していた大麻による検挙者の数は平成26年から増加にしています。これは、平成26年度より危険ドラッグに対する規制が強化され、それまで危険ドラッグを使用していたが規制の強化により危険ドラッグを入手することが困難となったことなどより、大麻などの違法薬物に移行したことより増加している可能性が示唆されます。
    また、検挙者全体のうち、特に未成年から20歳代の検挙者が増加しており、近年では、中学生や高校生が大麻取締法違反で検挙されるなど、若年層への広がりが懸念されています。

    大麻はいろいろな形で流通

    大麻はいろいろな形で流通しています。
    最近では、大麻入りのチョコレートやキャンディー、ケーキ、ビスケットなどがインターネットで販売されていることもあります。怪しいと感じたら近寄らない、手を出さないようにしましょう。

    大麻草、大麻樹脂、乾燥大麻の写真
    乾燥大麻の写真

    間違った情報に流されない

    大麻についての誤った情報に流されず、あなたの身体に悪い影響を与える違法薬物であるといった正しい知識を身につけましょう。

    • 大麻は安全、身体に害を及ぼさない
    • お酒やタバコよりも安全で依存性がない
    • 大麻は海外では合法だから身体への影響はない
    • 少しなら大丈夫。すぐに止められるから問題ない

    これらの情報は全て誤った情報です。
    大麻を使用することによって脳神経に悪い影響を与え、長く使い続けることによって日常生活に支障をきたし、社会に適応することが困難となります。
    大麻に対する正しい知識で、買わない、使わない、かかわらない、という正しい判断をしましょう。

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    (イラスト、写真資料 厚生労働省提供)