みなさん、こんにちは。
長い休館を経て、当館も今月からようやく再開できたわけですが、そのタイミングに合わせたかのように珍しい生き物が入ってきました!
それは...カブトガニです!!
カブトガニ?もとから展示していたような...と思われた方もいるかもしれませんが、正確に言うとそれは違います。
以前展示していたのは、カブトガニではなく、アメリカカブトガニです。よく似ていますが、アメリカカブトガニは日本には生息していない種類です。
上の写真では、大きい方の個体がカブトガニで、小さい方がアメリカカブトガニです。
今回展示したカブトガニは、昔は播磨灘にもそれなりに生息していたのですが、環境悪化で今ではほとんど見かけることができなくなっていて、大変貴重な個体です。
そして、この機会に、この水槽についてもうひとつみなさんにお伝えしたいことがあります。
この水槽、カブトガニの体がわかるように水槽の下(上の写真の(1)の方向)から見れるようになっているので、皆さん下からライトを照らしてみている様子をよく見かけるのですが、残念ながら水槽には奥行きがあって、下から見ても何も見えないということがあります。
そんな時でも、水槽の生き物を見る方法をお伝えしましょう。
上の写真の(2)の面を見上げてみてください。(2)から見ると、下からの様子は見えないですが、上からの様子ははっきり見ることができます。
解説にカブトガニとアメリカカブトガニとの見分け方を書いていますので、水槽の上からでも下からでも、ぜひ見比べて見分けてみてください。
〔スギハラ〕