皆さん、こんにちは。
今年の夏も終わろうとしていますね。
前半は雨が多くて梅雨みたいな天気でした。
さて、当館の淡水ガメたちの産卵も8月中旬で終わりました。
そして、産卵が終わるこの頃になると始まるのが、卵のふ化です。
淡水ガメの産卵は5月初め頃から始まるのですが、その頃に産み落とされた卵がふ化し始めるのです。
この写真は、淡水ガメの卵をバックヤードで育てているようすです。
卵は温度と湿度を保てば、約2~3か月でふ化します。
ちょうど卵から顔と手を出している淡水ガメの赤ちゃんです。
赤ちゃんには、鼻の下あたりにとがったものがあり、それで卵の殻を破って出てきます。
中には、前足のつめで殻を破って、顔より前に手から出てくる場合もあるんですよ。
こうしてふ化した赤ちゃんたちは、その後約1~2週間して水中の生活に移ります。
水族館新館2階の身近な生きものコーナーでは、ふ化間近の淡水ガメの卵を展示しています。
タイミングがよければ、殻を破ってふ化したばかりの赤ちゃんの姿を観察することができます!
ぜひ、カメの赤ちゃんに会いにきてくださいね。
(タケダ)