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あしあと

 

    企画展「没後60年記念 歌人岸上大作展」を開催します。

    • 公開日:2020年11月18日
    • 更新日:2020年11月20日
    • ID:13934

    資料提供日

    令和2年11月18日(水曜日)

    問い合わせ先

    担当課 姫路文学館 学芸課
    担当者 竹廣
    電話番号 079-293-8228

    福崎町出身の歌人岸上大作(1939-1960)の没後60年を記念して展覧会を開催します。

    開催趣旨

    生きている不潔とむすぶたびに切れついに何本の手はなくすとも

    60年安保闘争に日本中が揺れた年の終わりに、21歳の若さで自らの命を絶った歌人岸上大作。当時、安保改定阻止闘争に参加した多くの若者たちのひとりであった岸上は、そのためらいと高揚感を短歌に詠みこんだ夭折の歌人として、そして昭和の青春のひとつの象徴として、読み継がれ、語り継がれてきました。
    当館では、岸上のご遺族、また親友であった故高瀬隆和氏が長年にわたって大切に保存されてきた資料を受け継ぎ、収蔵しています。日記や原稿、手紙、断簡に至るまで、彼が短い人生のなかで、驚くほど細かく書き残したものをひもといてゆくと、多感な少年がいかに文学と出会い、文学を信じ、そのかたくななまでの信念に殉じていったかが、悲痛なほどに伝わってきます。彼の作品は、その生硬さ、未完成さゆえに、時代をこえて、それぞれの青春の痛みを味わった人々の心の奥底を揺さぶる力を持っているのかもしれません。
    岸上大作が世を去ってから60年。今ふたたび、彼が生きた証しを一堂に展観することにより、その21年の歩みと、彼が命を賭けて短歌史に刻んだ足跡を探っていきます。

    20歳の岸上大作

    展覧会概要

    会期

    開催開館:令和2年(2020年)12月5日(土曜日)から令和3年(2021年)3月21日(日曜日)まで
    時間:午前10時00分から午後5時00分まで(入館は午後4時30分まで)
    休館日:毎週月曜日(ただし1月11日は開館)、12月25日(金曜日)から1月5日(火曜日)まで、1月12日(火曜日)、2月12日(金曜日)、2月24日(水曜日)

    会場

    姫路文学館 北館

    観覧料

    一般310円、大学・高校生210円、中学・小学生100円(常設展料金)
    20名以上の団体は2割引

    主催

    姫路文学館

    展示構成

    展示資料数 約200点

    第1章 五月の雨―幼き記憶

    両親の愛を一身に受けた幸福な幼年時代と、戦病死した父の骨を葬った五月の雨の日の記憶。

    第2章 その後の十年―父の居ぬ家

    父亡きあと、一家を支えて働く母を見て育った少年時代から、政治にめざめた中学生時代、文学と出合った高校生時代を紹介。

    第3章  東京―少年期からの訣別

    憧れの東京での大学生活のなかの孤独と生活の記録。20歳になるまでに何かを成し遂げたいという焦燥感。

    第4章 1960年―いまこそぼくは

    岸上大作の生涯で最も熱く生き、駆け抜けた1960年の8か月間を紹介。

    第5章 敗北―生きている不潔

    安保闘争の敗北と失恋。急速に死へと傾いていった最後の日々。

    終章 その終焉から

    1960年という1年の終りを象徴するような出来事として、多くの人に衝撃を与えた岸上の死。岸上が体現した青春の「ぶざま」さ、その痛みは、時代をこえて、多くの人の心の奥底を揺さぶり続けてきた。

    展示の見どころ

    • 中学時代から大学3年生まで書き続けた日記。文学や勉強のこと、家族の問題や恋の悩みなどを赤裸々に綴り、後世の読者を意識したかのような露悪的な記述など、岸上の文章力を培った日記の魅力を紹介。既刊書籍で活字化されなかった部分なども初公開する。
    • 上京後の母との往復書簡。親子の愛情と断絶がないまぜになって読む者の心を打つ。
    • 岸上大作の最高傑作ともいうべき絶筆「ぼくのためのノート」全53枚を展示。
    • 初公開資料:岸上が思いを寄せた女性に贈った『アラゴン詩集』『吉本隆明詩集』/岸上を見出した角川書店「短歌」編集者の冨士田元彦宛の書簡、および遺書/岸上大作旧蔵の寺山修司第一歌集『空には本』
    • 歌人沢口芙美氏、福島泰樹氏揮毫による「六十年後の岸上に贈る歌」色紙

    記念イベント

    オープニング記念講演会

    講師

    福島泰樹氏(歌人)

    演題

    「血と雨の歌 没後六十年を迎えた岸上大作」

    日時

    令和2年(2020年)12月5日(土曜日)午後1時30分から午後3時00分まで(開場:午後0時30分から)

    会場

    姫路文学館講堂(北館3階)

    定員

    80人
    要申込・11月27日(金曜日)必着/応募者多数の場合は抽選

    申込方法

    往復ハガキもしくは、姫路文学館ホームページ(受講申込フォーム)のいずれかで、

    1. イベント名
    2. 郵便番号
    3. 住所
    4. 氏名
    5. 電話番号

    を記入して、姫路文学館まで。

    展示解説会

    担当学芸員による展示解説

    日時

    令和3年(2021年)2月14日(日曜日)午後1時30分から午後3時00分まで(開場:午後1時00分から)

    会場

    姫路文学館講堂(北館3階)

    定員

    80人 当日先着順(事前申込不要)

    舞台「辺境―どこまでいっても」招聘公演

    岸上の絶筆「ぼくのためのノート」を主軸に、その作品世界をリミックスした舞台。

    日時

    令和3年3月14日(日曜日)

    • 午前の部 午前11時00分から午後0時30分まで
    • 午後の部 午後2時00分から午後3時30分まで

    作・演出

    南慎介(Ammo/Minami Produce)

    出演

    土佐まりな、もなみのりこ、ひきのさつき、小林咲子、井上実莉

    原作

    岸上大作「ぼくのためのノート」

    会場

    姫路文学館講堂(北館3階)

    定員

    各回50人

    要申込・3月6日(土曜日)必着/応募者多数の場合は抽選

    申込方法

    当館ホームページ(受講申込フォーム)、もしくは往復はがきのいずれかで、

    1. イベント名(午前・午後のご希望)
    2. 郵便番号
    3. 住所
    4. 氏名
    5. 電話番号

    を記入して、姫路文学館 〒670-0021 姫路市山野井町84番地 まで

    展覧会図録

    A4判 40ページ 令和2年12月5日発行

    販売価格:1,000円

    寄稿:60年後の岸上に贈る一首/福島泰樹・沢口芙美(歌人)、一首鑑賞/尾崎まゆみ・黒瀬珂瀾・佐佐木定綱・大森静佳(歌人)、岸上の「ぼくのためのノート」の舞台化について/南慎介(劇作家)、寺山修司と岸上大作/葉名尻竜一(立正大学准教授)

    岸上大作略歴

    昭和14年(1939)-昭和35年(1960)
    兵庫県神崎郡福崎町に生まれる。5歳の時、父が戦病死。一家を支えて働く母の姿を見て育つ。田原小学校、田原中学校(現・福崎東中学校)、県立福崎高等学校を経て、國學院大學に進学。福崎高等学校在学中より短歌を作りはじめ、地元結社「文学圏」や東京の「まひる野」に参加。大学では國學院大學短歌研究会に所属。自ら同人誌「汎」や「具象」を創刊。昭和35年(1960)、安保闘争を詠んだ連作「意志表示」により、「短歌研究」新人賞に推薦。学生歌人として一躍注目された矢先、失恋を理由に自らの命を絶った。翌年、友人たちの手により遺作集『意志表示』出版。その後も、『岸上大作全集』や高校時代以来の日記を編んだ『もうひとつの意志表示』『青春以前の記』などが刊行され、その短歌作品は教科書にも採用された。

    お問い合わせ

    姫路市役所教育委員会事務局姫路文学館

    住所: 〒670-0021 姫路市山野井町84番地

    住所の地図

    電話番号: 079-293-8228 ファクス番号: 079-298-2533

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