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姫路市立青山小学校

AOYAMA ELEMENTARY SCHOOL

〒671-2221 姫路市青山北三丁目42番1号 地図

電話番号:079-267-0082

令和5年度7月 学校の様子

  • 公開日:2021年7月2日
  • 更新日:2023年7月4日
  • ID:11051

地の利を生かして学び、遊ぼう!! ~青山小学校の子供たちがうらやましい~

青山校区は環境に恵まれた地域です。豊かな自然に包まれ文化施設が存在し、ボランティア精神にあふれた校区住民の方や専門性を有した人材が身近におられます。具体的には、スクールヘルパーや青山地区こども見守り隊の方々、青山小の子供と共に昨年度からアサギマダラ飛来の瞬間を楽しみに待っておられる湯口正文様・新免芳嗣様、姫路市立図書館青山分館と生け花・習字・茶の湯などの多様な教室を開催される青山公民館運営に携わる方々、さらには、姫路科学館の学芸担当、星の子館のスタッフの方々などです。少し足をのばせば自然観察の森やこどもの館が存在します。本校では、これらの施設を教材、教育の場として有効に活用させていただいております。生活科の学習単元の「町たんけん」(2年生)では、公民館や科学館(R5年度からは星の子館も)をたんけんコースに組み込み、施設の様子を知りや働く人々との関係づくりを進めています。また4年生理科では夜空を舞台とした天体の学習において科学館のプラネタリウムを活用して学習を進めます。1年生の校外学習、3年生の環境体験学習では自然観察の森を学びのフィールドとします。

先日、「星の子館」の運営会議に出席しました。各館の代表の方々から、どんどん青山小学校の子供たちに来館して欲しいといった言葉をいただきました。また、他校区から参加された小学生の子供をもつ保護者の方は、「青山小学校の子供たちがうらやましい!こんなにたくさんの施設が校区内にあって!」と言われていました。全く同感です。平日、休日、長期の休みを問わず、自由研究の相談にのっていただき科学館に入り浸る、足しげく星の子館に通いスタッフの方と仲良くなる、図書館青山分館で読書に浸る、公民館の講座に申し込むなど、さまざまなアプローチが可能な子供たちです。

地域の環境を有効に活用し、子供の学びや成長につなげたいという願いは、学校・地域に存在する施設・地域に住む方々にとって共通のものだと日々感じています。

6月29日(木曜日)オープンスクールを再開しました! ~先ずは授業参観形式で~

令和5年5月8日、新型コロナウィルス感染症が2類相当から5類に移行されました。それに伴い、さまざまな行事がコロナ前に戻ろうとしています。本校のオープンスクールも年3回の開催を予定しています。沖縄県では感染状況が悪化し、医療ひっ迫の報道がなされていますが、6月28日現在、本校の新型コロナウィルス感染状況は落ち着いた状況にあります。2類相当時のコロナ禍同様、子供の安全を第一に考え、オープンスクールの開催時間帯を決定させていただいております。ただし、オープンスクールは「開かれた学校」といった意味がございますので保護者様のみを対象とした授業参観ではなく、青山小学校評議員の方々(遠周連合自治会長様はじめ地域の方々)をお招きしたものとなりました。

評議員

【学校評議員会の様子】

評議員様からのご意見

参観者が多く、保護者の教育に対する関心が高いことを感じた。

授業中、保護者の私語もなくマナーが守られていた。

先生方は一人一人の児童に寄り添い、児童の意見を確認しながら丁寧に授業を進められていた。

先生方が多様なニーズに対応していることが理解できた。そのため、現場の先生方の負担が大きくなっていることが実感できた。

先生方が本来業務に専念できるように、学校に依存することなく地域は地域の役割を果たし、子供の成長を支えていく。

連続テレビ小説「らんまん」 牧野富太郎博士のウェルビーイングと私たちのウェルビーイング

校門にて朝の挨拶をしている時、4年生のSさんが、休み時間に教えて欲しいことがありますと言ってきました。そして、昼休みに4年生の女子2人(SさんとMさん)が、「藤棚の下に落ちていました。これ(右の写真)、何ですか?」と校長室を訪ねてきました。手にしていたのはフジの「実」です。一緒に「牧野新日本植物図鑑」を開き実の形を確かめました。「フジは豆の仲間で花が咲いた後に豆のような実ができるんだよ。」と図鑑をもとに確認しました。「ほんまや!」といった納得がありました。連続テレビ小説「らんまん」を知っていたSさんに、「らんまん」の主人公、槙野万太郎(牧野富太郎博士のモデル)が作った図鑑だよと伝えました。

最近、Well-being(ウェルビーイング)いう言葉を耳にします。Well-being(ウェルビーイング)とは、心身と社会的な健康を意味する概念。決まった訳し方はなく、満足した生活を送ることができている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉だそうです。牧野富太郎博士は、興味ある植物を調べ尽くすことで、個人のウェルビーイングを獲得したのだと推測できます。ただ、それに留まらず牧野博士の周囲に存在したたくさんの協力者と共に「図鑑」を創り上げることで、社会全体のウェルビーイングを実現しました。なぜなら、この図鑑のおかげでたくさんの人が知的好奇心を満たし、幸せな時間を過ごせているのですから。本校の卒業生が牧野博士の言葉、「草を褥(しとね)に木の根を枕、花と恋して90年」の90年という時間の長さに感銘を受け、樹木医兼植物学者になる夢を抱いて日々の学びを深めています。長期の夏休みが目前です。時間をつくり、自らの興味関心・知的好奇心にそって、自由研究にとりくんでみてはいかがでしょう。自走する学びや主体的な問題解決は楽しいものです。

ふじ

【運動場西にある藤棚】

つる

【ツルは右巻きです】