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姫路市立琴丘高等学校

KOTOGAOKA HIGH SCHOOL

〒670-0052 姫路市今宿668番地 地図

電話番号:079-292-4925

2021年度の活動 ~国際文化科~

  • 公開日:2021年12月23日
  • 更新日:2022年4月26日
  • ID:13287

小高連携授業(荒川小学校)

日時:令和4年3月16日(水曜日)
    荒川小学校の3限(10時45分~11時30分)・4限(11時40分~12時25分)

場所:1年6組・3年2組・3年3組・3年4組の教室、図書室

対象:1年6組(国際文化科)

【概要】
 国際文化科は「Self, Local, Global―地元で活かす国際文化科の学び―」というスローガンのもと、さまざまな活動を展開しています。

 今回は“Local”の観点で、荒川小学校との連携事業を行いました。小学校の外国語の授業を本校生徒たちが担当し、先生として小学生に外国語の楽しさを伝えるというものです。

 8人で1クラスを担当し、それぞれ45分間の授業を行いました。その準備で非常に役立ったのが、姫路市から貸与していただいた1人1台のクロームブックです。オンラインで直接教材を作成できるのはもちろん、スライドを複数名で編集するなど、誰もが同時に作業できるので、準備の効率が格段に上がったと感じました。また、今回は新型コロナウィルスの感染拡大のため、急遽オンラインでの開催となりましたが、それにもすぐに対応することができました。やはり1人1台というのは大きなメリットです。

 生徒達は期待以上の成果を上げてくれました。準備の段階から、自分たちが小学生だった頃と今の小学生を比べ、どこまで理解できているのか、どうやったらより分かりやすく、より楽しく授業できるのか考えていました。また、当日急にできなくなった活動の代わりに他の活動を取り入れるなど、即興で対応することもでき、その姿はまさに教師そのものでした。我々が生徒の姿から学ぶことも多く、有意義なものになったと確信しています。 

【生徒の感想】
*今回の活動を通して学んだことは、わかりやすく伝えることの難しさと即興性です。小学生がわかる英単語を使うこと、ルール説明をわかりやすい言葉で端的に説明すること、クラスで協力してできるゲームを考えることなど、小学生の立場に立って考えてみることで、相手への伝え方の配慮をすることができました。
 また、その場に応じた判断で、時間配分を考えてゲームの内容を変えたり、ゲームの順番を入れ替えることで、限られた時間内に楽しんでもらえるよう工夫しました。初めての連携授業にしては少しうまくできたと思います。 

*自分たちのレベルではなく小学生のレベルに応じて、内容を変えたり説明を増やしたりと臨機応変に対応することが大切だと思いました。また、自分たちがわかっていてもなかなか小学生に伝わらないことがあるので準備の段階でもっと細かいところまで決めておく必要があると思いました。ですが、小学生たちが思っていた以上に元気でとても盛り上がってくれたので、嬉しっかたし英語を教える楽しさを感じることができました。

 *私達が小学生の時は、英語の授業はあまりなかったので、グループの中で少し難しいかもって問題をすらすら解いていてすごいなと思いました。

*小学生の子供たちをまとめたり、こっちに注目してもらうのが大変でした。担任の先生が声掛けをしてくれてなんとかなった場面もあったので、自分たちでできるようになりたいです。

 *班で活動する上で積極的に行動することの大切さを学びました。私も協力するよう頑張ったし、してくれた人へ感謝も止まりませんでした。なにごとにもポジティブでいることの大切さも学びました。小学生の好奇心の多さに圧倒されて私もみんなで楽しむことができました。2時間でもすごく疲れたのに普段授業してくれている先生ってこの授業を毎日してくださっていることに驚きです。毎日楽しんで授業してほしいと思いました。

*授業するときはしっかり準備をしていく必要があるけど、思い通りにはいかないこともあることが分かりました。思った以上に臨機応変さや即興性を求められる場面も多々あったので、普段からそのことを意識して生活しなければいけないことも学びました。

     

野村和宏教授講演

日時:令和4年3月15日(火曜日)3・4限

場所:本校 多目的ホール

対象:3限 2年生全員
   4限 2年7組・1年6組(国際文化科)

講師: 野村和宏 先生
    甲南大学国際言語文化センター教授、神戸市外国語大学名誉教授

【内容】

<3限>
コミュケーション英語2で使用している教科書「MAINSTREAM」の本文をどのように音読するのか。日常的に意識することの大切さと、練習メニュー(日本語と英語を交えながら)

<4限>
スピーチやプレゼンの要領と練習(英語の比重が3限より多く) 

甲南大学国際言語文化センターで教鞭をとられておられる野村和宏教授に講演をしていただきました。生徒は初めて大学の教授から講義を受けるということで緊張していましたが、時間がたつにつれ、講義に引き込まれていきました。

2年生対象の講義(3限)では、コミュニケーション英語2で使用している教科書の既習の1つのPartを使って英語学習における音読の大切さを教えていただきました。「なぜ音読が大切なのか」、「段階を追った音読の練習」などについてでした。多くの生徒は、野村教授が日々実践しておられる「毎朝の特訓メニュー」を自分でも取り組んでみようと決心したようです。

1,2年国際文化科の生徒を対象とした講義(4限)では、スピーチやプレゼンの「スタイル」「大切なこと」「効果的な発表」などについてご指導いただきました。国際文化科の生徒は授業の中でスピーチ・プレゼンをすることも多く、今後の学習活動に活かすことのできる内容ばかりでした。

【生徒の感想】

(2年生 普通科)

〇実際に声を出しながらの講演会で楽しく、よりしっかり聞くことができたと思います。やってみようと参考になることばかりでした。近道はなく、こつこつ毎日の努力を怠らないことが大切だと改めて感じました。

〇英語の効果的な話し方などは今まであまり授業で取り上げられてきた内容では無かったので、とても新鮮で、英語を話すコツが少し掴めたと感じました。野村教授はユニークな方で説明も分かりやすく、たまに出てくる教授のジョークは個人的にとても好きです。

〇英語が苦手だけど、教授の流暢に英語を話す姿を見て憧れを持ち、英語を頑張ろうと思える気力になりました。貴重な講義本当にありがとうございました。

(2年生 国際文化科)

〇この講義を通して、主に2つの新しいことを学ぶことができました。1つ目は、自分のスピーチを自分のものにするためには、しっかりと練習を重ね原稿を暗記し、堂々とした態度で構え、聴衆を引きつけるために、アイコンタクトをとり、特定の動作を避けることが大事だと学びました。2つ目は、英語のスピーキングの能力を向上するために、日頃から、簡単な発声練習を行うことを学びました。文法や単語などとは毎日向き合っていますが、発声練習は行ったことがなかったので、今後、取り入れていきます。僅かな時間ではありましたが、有意義な時間を過ごすことができてよかったです。

〇英語も勉強も「できるようになる」までのプロセスは似ているんだと感じ、なるほどなと思いました。また自分自身を振り返ってみるとやはり英語に触れる量が圧倒的に少なく、そして英語の習得に関してはどこか受動的だったような気がします。これを機に「やっている(気がする)のに中々伸びない」状況を打破できるように教えて頂いた朝練も積極的に活用し続けていきたいです。

(1年生 国際文化科)

〇スピーチの4つの種類についてのお話を受けて、自分が今までしてきたスピーチがどのようなものだったのかを考えることができたし、今後はextemporaneousのスピーチができるよう、アイコンタクトや効果的な発表の仕方について考えながらレベルを上げていきたいと思いました。

〇原稿を使ったスピーチや内容を暗記したスピーチなどの利点や、スピーチをするときにどうすれば聞き手に伝わりやすいかなどを詳しく説明してもらえて、とても分かりやすかったです。説明のときに英単語の構成なども交えていたので、興味をもって講義を聞くことができました。また、英語の上達法などはとても参考になると思いました。

〇最初は英語での説明が含まれていることに驚いたけど、普段と違う雰囲気で話を聞くことができてとても面白かったです。野村教授の早口言葉には圧倒されたし、いつかはこんなこともできるようになりたいと感じました。これからも英語の勉強を頑張っていこうと自分の中のモチベーションを上げることができた講義でした。



英字新聞を書こう

日時:令和3年12月

対象:第3学年 国際文化科

科目:Media English

概要:英字新聞の作成

第3学年国際文化科の生徒は4月より、継続して英字新聞の記事を読んできた。また、授業内ではアメリカのニュース番組を視聴し、ニュースに使われる英語表現にも触れ、メディアに取り上げられる社会問題について自らの考えを深めることができた。生徒は期末考査後より、Media Englishの集大成として、グループで英字新聞の作成に取り組んでいる。まずは身近な話題について記事を書き、来年1月には1人1つ、問題だと思っていること、困っていることなどを取り上げ、より多くの人が関心を持っていると思われる話題について客観的に伝えることを目標としている。

生徒の感想(一部抜粋)

記事を書いている時は、どうすれば面白い記事になるかあまり分からなかったが、みんなの完成版を読んでからたくさん気づいたことがあった。3学期は1人で新聞を作るみたいなので、ここで気づいたことを活かしてたくさんの人に読んでもらえるよう頑張りたい。

もっと調べる内容を絞れば、より興味を持ちやすい新聞を作れたのかなと思いました。 他の班の新聞のデザインがかわいくて惹かれたので、個人での新聞制作では取り入れようと思いました。

新聞独特の文法の使い方や構成を考えることが難しかったので、もっと新聞を読んで研究したいです。

内容だけでなく、書体、改行、見やすさ、読みやすさも、記者になったら考えないといけないことが初めて経験して良かったです

自分が書きたいことを英語にすることが思ったより難しかったです。見出しを工夫してコロンをつけてみました。次も、他の班のように読みたくなるような楽しい記事を書きたいです。

異校種連携授業

連携校:姫路市立高岡小学校

日時:令和3年7月15日(木曜日)

対象:第2学年 国際文化科

科目:COMMUNICATION

概要:高岡小学校の児童に外国語の授業を行い交流を深める

 国際文化科の特色ある教育活動の一環として、高岡西小学校で小高連携授業を行いました。昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け中止せざるを得なかったため、今回が2年ぶりの開催となりました。小学校の外国語の授業を生徒たちが担当し、先生として小学生に外国語の楽しさを伝えるというものです。

 生徒たちを4人1組のグループに分け、それぞれのグループが約20分間授業を行いました。その間、生徒たちはさまざまなゲームや活動を交えながら小学生との交流を図りました。準備の段階から、自分たちが小学生だった頃と今の小学生を比べ、どこまで理解できているのか、またどうやったらより分かりやすく、より楽しく授業できるのか考えている姿は、まさに先生そのものでした。

 また、自身が日頃学んでいる英語を、教える側から見ることで、新たな発見や、多くの難しさを感じることができたようです。今回は大雨警報等の影響もあり、思うように準備の時間が取れませんでしたが、限られた時間の中で、最大限の努力を見せてくれました。今後のさらなる成長が楽しみです。

生徒の感想

(感想など)

・大きな声でリピートしてくれて嬉しかった。

・みんな笑顔で楽しんでくれてよかった。

・もっと難しい問題を出してもいいなと思った。

・説明をわかりやすくするのがとても難しかった。

(来年へのアドバイス)

・自分が小学生の頃を思い出してほしい。

・流行っているキャラクターなどを使用すると盛り上がる。

・明るく振る舞うことが成功のカギ。

・わかりやすい言葉やテンポに注意して進めると良い。

・ゲームのルール説明などの時、話を聞いてもらう工夫が必要

 

連携校:姫路しらさぎ特別支援学校

日時:令和3年12月20日(月曜日)

対象:第2学年 国際文化科

科目:COMMUNICATION

概要:外国語の授業を通してしらさぎ特別支学校の児童生徒との交流を深める


台湾オンライン交流会

相手校:Wangfang Senior High School (Taiwan)

日時:令和3年12月10日 4限

場所:1-6HR, 1-7教室 , 図書館

対象:第1学年 国際文化科

科目:COMMUNICATION

相手校:Wangfang Senior High School (Taiwan)

概要:Googleのビデオ会議室システムGoogle Meetを利用し、台湾の高校生とフリートークを行う

 4月に実施した国際文化科2年生による交流に続き、1年生が台湾の高校生徒との英語による交流を行いました。

 今回は、姫路市立高等学校の現1,2年生に貸与されるクロームブックを活用したことで、前回に比べて、よりスムーズに接続できました。

 互いに準備した質問を投げかけながら少しずつ打ち解け、後半は活発な対話が続きました。

生徒の感想

前までは完璧な文章じゃないと伝わらないと思ってたけど意外とジェスチャーや単語だけで乗り越えられた部分もあって楽しめました。相手は同じ歳だとは思えないくらい大人っぽくてクールでした。

相手に自分の言いたいことを伝えるのは、すごく難しかったです。でも、最初は緊張していたけど、話していくうちに楽しくなってともだちにもなれました。外国の友達を作れる機会を作って下さり、ありがとうございました。また今回のような機会があったらうれしいです。英語を聞き取るのがむずかしかったです。そして、そのことを相手に伝えることも難しかったので大変でした。

今回、初めて英語を使って海外の方とお話をしましたが、とにかく緊張しました。 相手がなかなか質問してくれなくて、会話を続けるのがとても難しかったです。もっと会話のネタとなることを準備しておけばよかったなと思いました。相手の人は優しい人で質問したことに対して丁寧に答えてくれてとても嬉しかったです。もっと語彙力を高めて、今度このような機会があったら今回よりもたくさん話ができるようになりたいと思います。日本語を話してくれたり、日本の食べ物が好きと言ってくれて嬉しかったです。

一対一だと難しい

めっちゃ楽しかったけど、思ったより自分が思い浮かべたことを英語で伝えるのが難しかったです。なのでもっと日常から英語を使っていきたいと思いました。

もっと準備をするべきだったなぁ。と、思いました。元から初対面の人と話すのは苦手なので、ほとんど喋れずにいました.... ツーショットをとってくれたのはとても良かったです。次やるときには自分もやりたいです。 趣味の話をしようとおもったら、合わなくて固まってしまったのを改善したいです。 教科の話をしたときは盛り上がれたので、共通の話題を用意できるようにしたいです。 はじめて知ったのですが、台湾では一年中蚊が飛んでいるそうです。驚きました。

とても楽しかったです。台湾との文化の違いを面白いぐらいに感じました。自分のリスニング力をもっと上げなければいけないなーと痛感もしました。

起業体験ワークショップ

日時: 令和3年12月21日(火曜日) 2・3・4限 (9:40~12:30)

場所: 本校 多目的ホール

対象: 国際文化科 1年6組

講師: 株式会社ビズストーム 中小企業診断士 箕作千佐子 氏

テーマ:姫路市の地場産業12業種を扱った起業体験ワークショップ

概要: シュミレーションゲームをワークショップ形式で実施することで、ビジネスの仕

組みや要素を体験。その後、実際の経営とどの様に繋がっているかの解説。

 

<カリキュラム>

1.「姫路市の地場産業12業種の紹介」    姫路市産業局工労働部産業振興課                                                             

2.「起業体験ワークショップ」講義・講評   中小企業診断士  箕作 千佐子 氏                          

 

 (株)「ビズストリーム」オリジナルの経営を学ぶための研修用ビジネスゲーム(ビズゲーム)を高校生向けの簡易版に作っていただき、ゲームをしながら生徒たちは経営とは何かを考える機会となりました。最初、説明に沿って生徒たちはコインを使って好きなカードを買い、はさみで折り紙を星形に切り抜き、ゲームを楽しんでいました。その1つ1つの行動にポイントが付くので、回を重ねるごとにポイント多くとることを考え始めます。最後にゲームの1つ1つの行動が、原価・市場と競争・品質・広告・付加価値に結びつくことの説明を受けました。その意外さに生徒は改めて経営はこのようなことを考えるのだということを学びました。また、姫路の地場産業について知ることは、今後姫路を海外に発信していく時の一助となることと思います。

「ビズゲーム」

講義

甲南大学模擬講義体験

日時:令和3年12月10日(金曜日)

対象:国際文化科 2年7組

内容:

(1)琴丘生プレゼンテーション・・・国際文化科の活動

(2)模擬講義・・・「信長からシェイクスピア(シェイクスピアの生きた時代・上演・印刷)」

             英語英米文学科 准教授  杉浦裕子 氏

(3)学校説明

(4)施設見学

 コロナウイルス感染拡大の影響で、大学のオープンキャンパスに参加することができなかった生徒たちにとっては初めての大学訪問ということで、とても楽しみにしていました。

 模擬講義体験の前に、代表生徒5名による「国際文化科の活動」についてのプレゼンテーションがありました。国際文化科の授業内容、姫路城を英語で案内、台湾の高校とのオンライン交流など、盛りだくさんの内容でしたが、わかりやすく簡潔に、英語も交えながら発表しました。その後、英語英米文化科の中谷健太郎教授よりお褒めの言葉をいただきました。

 模擬講義では「信長からシェイクスピア(シェイクスピアの生きた時代・上演・印刷)」という題で、准教授、杉浦裕子氏より講義をしていただきました。シェイクスピアの作品についてだけでなく、シェイクスピア自身について・当時の時代背景などを知ることで作品についての理解を深めることができました。

 学校説明では、学部説明の中でマネジメント創造学部の説明が中心でした。「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ」「グループワーク・プレゼンテーションが多い」など、国際文化科の生徒にとっては心惹かれる内容ばかりでした。また、留学制度が整っている点も魅力の1つであったようです。

 最後の施設見学では、大学の美しさ・広さのみならず、校舎内のあらゆるところで、自習スペースがあり、生徒たちは、高校との違いを感じていました。

 今回の大学模擬講義体験が、進路を考えるきっかけづくり・進路に向けての学習のスタートとなることを願っています。

琴丘生プレゼンテーション

中谷健太郎教授によるプレゼンテーション講評

模擬講義