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姫路市立白鷺小中学校

HAKURO ELEMENTARY AND JUNIOR HIGH SCHOOL

〒670-0012 姫路市本町68番地52 地図

電話番号:079-222-5588

切磋琢磨するということ

  • 公開日:2022年2月24日
  • 更新日:2022年2月24日
  • ID:13974

~擦れ合い、磨き合ってこそ~

 新年あけましておめでとうございます。新しい年が、皆さんにとって、心豊かで充実した年となりますように祈念いたしております。年末には寒波が到来し、雪害による被害が出ていました。ご関係のある方もあるかと思います。お見舞い申し上げます。また、小康状態を保っていた新型コロナ感染が再び拡大してきいている状況です。3学期には、9年生の入試や卒業式、6年生の修了式など大きな節目のものがあります。市教委の感染防止対策方針に即しながらも、できるだけ多くの方々にも参加していただければと考えています。そして、何よりも本年度の締めくくりと来年度を見すえた取り組みを進めてまいりますので、引き続きのご支援とご協力をお願いします。

 ところで、年末・年始にかけてはさまざまなスポーツの大会も開催されていました(競技によっては進行途中のものもあります)。どの競技も日本一をかけての大会とあり、白熱したプレーに熱くなりました。中でも、箱根駅伝は、選手の来歴や信条、チームの出来事などが紹介され、背景にある「人間ドラマ」に感動しました。優勝校の青山学院大学の原監督が勝因として「チーム内の競争と、チーム全体で覚悟を持って、日々の日常生活を律したこと」をあげていたことが印象的でした。言い換えれば、お互いが優勝という共通の目標にむけて、切磋琢磨すること、それを継続するための心と体の管理を怠らないこと、当たり前を当たり前に続けることの重要性を改めて示してくれています。切磋琢磨することについて、「折々のことば」(朝日新聞、2022.1.4)で次のように述べられています。

 「磨くということは、何かと何かを擦り合わせること。擦り合わせないと磨かれない。(関口玲子)

 物は他の物と何度もこすれ合うことでぴかぴかしてくる。人も同じ。自分とは異質な人、理解しにくい人、話がうまく通じない人との摩擦をくり返し体験する中で人として艶(つや)やかになっていく(後略)」

 この言葉には、学校教育の本質が凝縮されているように思います。学校は、子ども達がぶつかり合い、擦れ合い、もつれ合いしながら、させながら、成長する場です。発達途上にある子ども達ですから、時には、心身を傷つけ合うことも出てきます。もちろん、理不尽な暴言、暴力が許されるというわけではありません。ダメなことはダメ。しかし、お互いの思いや体をぶつけ合いながら、思い通りにいかないことや、その場合の対処の仕方を体験的に学ぶことが、社会性を身に付け、人間性を高めていくことにつながっていきます。私たち大人は、こうしたことを確認し合いながら集団の中で子どもを育てることの意義と意味を再認識する必要があるのではないでしょうか。求められるのは、ぶつかり合ったり、擦れ合ったりすることを回避させることではなく、成長に必要な摩擦か、理不尽な摩擦かを見極める知恵と覚悟、さらには、大人同士がいっしょに子ども達を育てていく仲間としてゆるやかにつながっていくこと、そして思いを柔らかな言葉で伝え合うことだと思います。


(学校通信「白鷺一心」令和3年度 第9号より)