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姫路市立白鷺小中学校

HAKURO ELEMENTARY AND JUNIOR HIGH SCHOOL

〒670-0012 姫路市本町68番地52 地図

電話番号:079-222-5588

人は人とのつながりで成長する

  • 公開日:2022年4月4日
  • 更新日:2022年4月4日
  • ID:14328

~思いを伝えること、伝えようとすること~

 まん延防止措置が発出されました。学校でも、できること、やらなければならないことについては、市教委の方針に則り、対策を講じながら教育活動を行っています。子供も教職員も誰もが感染の危険にさらされています。また、だれが、いつ感染しても不思議でない状況です。だから、なおさら心ない言動で人を中傷することのないように気をつけなければなりません。お互いを、思いやる人の温かみが、コロナ災害に柔軟に対応していく一番の術(すべ)であるように思います。今こそ、人と人のつながりが求められているように思います。 今月の「白鷺一心」では、そのような思いから、「これって、いいなあ」と思った先生の声を紹介します(紙幅の関係上、2つだけ紹介します。)

 一つ目は、中学部の「今日の言葉」からです(中学部では、終学活時に、全校で黙放送を行っています。その際に、順番制で各先生が書いたメッセージである「今日の言葉」を放送しています)。

 今まで当たり前だったことが制限されて、あんな風に生活していたなと思う反面、忘れてしまっていることもたくさんあると思います。マスクを着けて必要最低限の会話しかできなくなったいま、コミュニケーションってやっぱり大切だと思いませんか。学校の中で、1日の大半を色んな人と関わりながら生活しているからこそ、自分1人では気づけなかった事が知れたり、他愛もない友達とのおしゃべりが楽しかったり、何より1人では生きていくことはできないと、私自身この1年を通して改めて実感しました。困ったときには友達や先生方に助けてもらい、授業だけでなく何気ない話をみんなとすることで元気が出ました。今のクラスのメンバーと過ごすのも残りわずかです。今まで一度も話したことのない人はいませんか?ほんの少し勇気を出して話しかけることで、これから一生繋がり続ける友達になるかもしれません。今の生活や周りの存在が当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れないでください。

 二つ目は、やまびこ(難聴)学級通信「おひさま」(「勇気を出して…。思いよ、届け!!!」)から引用します(表記を一部変更しています)。

その日の5時間目、交流学級の学活でした。議題は「石と木になる鬼ごっこ」でした。提案者の説明によると、鬼にタッチされた時に「石」と言われたら、石のポーズをする。「木」と言われたら、木のポーズをするという、ルールだそうです。さまざまな背景を持った子供が集う場、学校。群れ、集い、交わりながら、子どもたちそれぞれがお互いの良さを認め合い、自分の可能性を信じ、切磋琢磨しながら成長していく場、学校。子供の心の故郷となる母校を「一心」に育んでいきたい。Aさんに「みんなと楽しく遊べそう?」と筆記で聞いてみると、残念そうな顔をしながら「分からないと思う」と小さな声で話してくれました。そこで、「その思いを発表してごらん!」と伝えました。―中略―Aさんは、しばら「えー!!!」と悩んでから、手を挙げました。司会者に「Aさん」とあてられて、ドキドキしながら「ぼく、わからないと思います!」と伝えました。その後…。2年生なりに一生懸命ルールを考えていました。「みんなともっと仲良くなるため」という提案理由に、Aさんが入っていると実感できました。時間はかかりましたが、鬼が「木」「石」と書かれたカードを見せるということになりました。Aさんは、安心した表情を見せてくれました。 ―中略―自分の思いを伝えるって、相手にどう思われるか考えてしまうと、大人の私でも時に躊躇してしまいます。でも、伝えないと何も分かってもらえない。相手と分かり合えることもできない。心の距離が縮まることも難しいように感じます。Aさんの大きな一歩は、これからの学校生活においてもとても大切な一歩となったと思います。きっと、これまで以上に周りに理解されることを願っています。

 さまざまな背景を持った子供が集う場、学校。群れ、集い、交わりながら、子どもたちそれぞれがお互いの良さを認め合い、自分の可能性を信じ、切磋琢磨しながら成長していく場、学校。子供の心の故郷となる母校を「一心」に育んでいきたい。


(学校通信「白鷺一心」令和3年度 第10号より)