令和4年度

今年度、校長として着任いたしました森川寛司と申します。どうぞよろしくお願いいたします。学校の教育目標としては、昨年度と同様に「自立し自律する生徒の育成」を掲げ、取り組んで参ります。先行き不透明な現在、将来どんな困難に出会っても仲間と協力し、自分の可能性を最大限に発揮し、自分の足でしっかりと歩いて行ける生徒の育成を図っていきます。また、「家庭・地域とともに歩み、信頼される学校づくり」にも努めてまいります。そのためには、「学校は生徒のためにある」を念頭に置き、現状に満足せず、より高い指導目標を持ち、上記の教育目標の達成に向け指導体制や指導方法を確立していきます。さらに、人権教育を基盤として、「わかる授業の創造」、「心の通い合う生徒指導」、「学ぶこと・働くこと・生きることを結びつけたキャリア教育」を三つの柱として取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

2学期がスタートしました。長かった夏休みでしたが、規則正しい生活はできましたでしょうか。時間もたくさんあり、自由に時間が使えるなかで、自分の弱い心に打ち勝って計画通りに生活するのは、なかなか難しかったのではないでしょうか。始業式に生徒にこのような話をしました。『「うさぎとカメ」という昔話を知っていますか？足の速いうさぎと足の遅いカメが山の頂上を目指して競争するというフランスの童話です。足の速いうさぎは、スタートと同時に勢いよく飛び出してカメとの差を広げます。そして、のろまなカメを見て途中で休憩をして寝てしまいます。カメは1歩1歩確実に前に進み、うさぎが起きた時にはすでにカメはゴールしていたという話です。この教訓を、本に書いている方がいます。紹介します。カメは、相手がうさぎであろうとライオンであろうと誰でもよかった。なぜならカメは一度もうさぎを見ることはなかった。山の頂上、つまり人生の目標だけを見つめて歩き続けた。一方のうさぎは、カメのことばかり気にして、人生の目標（山の頂上）を考えることは一度もなかった。と解説しています。何かを成し遂げるときに、目標を掲げ、1歩1歩確実に進んでいくことが成功への近道であることは、みんなわかっています。でも、それができるためには、自分の弱い心に打ち勝つ強い意志と、確かな目標が必要です。カメのように1日1日を大切に過ごしていきましょう！』と話をしました。2学期は、体育大会や文化発表会などたくさんの行事があります。しっかりと目標を立てて、取り組んで行きたいと思っています。カメのように1歩1歩確実に成長していく子どもたちの姿を期待して・・・。

あけましておめでとうございます。令和5年（2023年）がスタートしました。冬休みに大きな事故や怪我・病気もなく3学期を迎えることができて、本当に嬉しい限りです。今年1年間も健康に気を付けて、元気に過ごして欲しいと願っています。始業式で、このような話をしました。日本のことわざに「1年の計は元旦にあり」という言葉があります。この意味は「何事もまず初めに計画を立てることが大切である」という意味です。メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手は、夢を実現するために目標達成シートを作成しました。シートの真ん中に最終的に達成したい1つの目標を書き、その周りに8個の重要項目を書きました。さらにその周りに64個の項目を記入し、72個の目標を常に目で見てわかるように日々の生活を送り、夢を実現しました。みなさんも夢を夢で終わらせないためにも、明確な目標を立てて行動する1年にしてください。と伝えました。また、私は正月に行われる箱根駅伝が好きで、感動した話をさせていただきました。（省略）陸上競技は、個人種目なのですが、駅伝は「タスキ」を繋いでいく団体種目になります。だからこそ、どんなに苦しくても前の選手の背中を追いかけていきます。自分の限界を突破して、仲間のために頑張る姿に心を打たれます。子どもたちにも、そういった経験を、たくさん積んでほしいと思っています。家族や仲間の思いを感じながら自分の限界に挑戦する1年になるように、ご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます。