5類感染症への移行後の新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日付けで、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療における法 律（平成 10 年法律第 114 号）上の5類感染症に移行するとされており、これまで3年余に及んだ感染症の対応に一つの節目を迎えることとなります。この間、姫路市立学校園の感染症対策等にご理解とご協力と賜り、ありがとうございました。この度、次のとおりの対応となりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

文科省「学校における新型コロナウイウルス感染症に関する衛生管理マニュアル」等を踏まえ、従来の感染症対 策を一律に講じるのではなく、感染症が落ち着いている平時においては、換気や手洗いといった日常的な対応を継続することが基本となります。その上で、地域や学校において感染が流行している場合などには、一時的に活動場 面に応じて、「近距離」「対面」「大声」での発声や会話を控えることや児童生徒間に触れ合わない程度の身体的 距離を確保することなどの対策を講じることとなります。

幼児児童生徒・教職員とも学校教育活動に当たって、マスクの着用を求めないことを基本とします。ただし、登下校時に通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスを利用する場合や、校外学習等において医療機関や高齢者施設等 を訪問する場合など、マスクの着用が推奨される場面においては、児童生徒及び教職員についても、着用が推奨されることとなります。 また、基礎疾患があるなどさまざまな事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望したり、健康上の理由によ りマスクを着用できない幼児児童生徒もいたりすることなどから、学校や教職員がマスクの着脱を強いることのないよう、また、幼児児童生徒の間でもマスクの着用の有無による差別・偏見等がないよう適切に指導してまいります。 ただし、感染流行時には、マスクの着用を促すことも考えられます。その場合にも、着用を強いることのないようにします。

体温を毎日チェックし、学校へ提出するといった取組は一律には行いません。学校園それぞれの健康観察の方針にご理解をお願いいたします。

1. 出席停止の扱いとなります。
2. 出席停止の期間は、発症後5日間を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまでの間です。
3. 無症状の感染者に対する出席停止の期間の取扱いについては、検体を採取した日から5日を経過するまでを基準とします。
4. 「症状が軽快」とは、従来の社会一般における療養期間の考え方と同様、解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、 呼吸器症状が改善傾向にあることをさします。
5. 「発症した後5日を経過」や「症状が軽快した後1日を経過」については、発症した日や症状が軽快した日の翌日から起算します。
6. 出席停止解除後、発症から10 日を経過するまでは、当該児童生徒に対してマスクの着用を推奨します。ただし、児童生徒等の間で感染の有無やマスクの着用の有無によって差別・偏見等がないよう、適切に指導します。
7. 令和5年5月8日前に新型コロナウイルス感染症への感染が確認された児童生徒等についても、同日以降は改正後の出席停止の期間の基準が適用されることとなります。
8. 適宜、姫路市ホームページをご参照いただき、ご対応ください。
9. 濃厚接触者について 濃厚接触者の扱いはなくなりました。

同一の学級において複数の児童生徒等の感染（家庭内感染ではない）が判明し、かつ、学級内で感染が広がっている可能性が高い場合、学級閉鎖について、姫路市教育委員会が、学校長や学校医等の意見を踏まえて検討し、必要に応じて保健所との協議の上、決定することとなります。学年や学校全体への拡大の可能性が高い場合には、学年閉鎖や学校閉鎖を検討します。期間については、5日程度（土曜日・日曜日・祝日日を含む。）を目安としています。（感染の 把握状況や拡大状況、児童生徒等への影響等を踏まえた上で柔軟な対応を行う場合もあります。）ご理解の程、よろしくお願いいたします。