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    工芸館で常設展示「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」を開催します。

    • 公開日:2019年8月21日
    • 更新日:2019年8月22日
    • ID:8534

    資料提供日

    令和元年5月21日(火曜日)

    問い合わせ先

    担当課 姫路市書写の里・美術工芸館
    担当者 岡崎美穂
    電話番号 079-267-0301

    姫路市書写の里・美術工芸館では、令和元年6月8日(土曜日)から7月15日(月曜日・祝日)まで、館蔵品による常設展示「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」を開催します。

    開催期間

    令和元年(2019)年6月8日(土曜日)から7月15日(月曜日・祝日)まで

    開催場所

    姫路市書写の里・美術工芸館

    概要

    姫路の歴史を語る工芸品には、かちん染や高砂染などの染織、書写塗などの漆芸や明珍火箸などの金工、全国屈指の皮革など多岐に渡る優れたものがあります。なかでも最も代表的な工芸品ともいえる東山焼は、江戸時代後期頃に磁器を中心に焼かれたやきものです。現在の姫路市東山で始まり、のちに窯は現在の山野井町にある男山山麓に移っています。徳川家斉の娘喜代姫が、姫路藩の次期藩主となる酒井忠学へ輿入れすることが決まった文政5年(1822年)から、実際の輿入れの天保3年(1832年)に至るまでを中心に、将軍家や他藩への贈答にふさわしい作品作りが行われました。
    その後に廃れていくのですが、姫路では明治10年(1877年)、姫路市大蔵前町に藩士の授産事業として「永世舎」と呼ばれる陶磁器製造会社が設立されました。少なくとも明治21年(1888年)までは続いていたことが近年判明しています。各地から優れた陶工や画工を呼び寄せ、さらに地元の東山焼の陶工も参加して海外輸出向けの華やかな磁器が生産されました。また、同時期に「白鷺製」と銘の入った磁器も数多く制作されていますが、明治期に生産されたこと以外に詳しいことはわかっていません。どちらも経営が安定せず、短命に終わりましたが、作品は海外にも数多く渡っています。
    本展では他にも、弥七焜炉、鷺脚焼、お菊皿などといった姫路のやきものを、館蔵品から約60点(予定)紹介します。

    主な出品作品 ※販売書籍と名称が異なる場合があります。

    (1)東山焼 染付牡丹唐草文銚子

    蓋裏染付銘:東山 高さ16.7センチメートル 江戸時代後期 当館蔵

    東山焼 染付牡丹唐草文銚子の写真

    染付は、素地の上に呉須という顔料で模様を描いた上に透明な釉をかけて焼成し、模様を青色に発色させる技法です。東山焼では一番用いられている技法です。
    写真は富士山の形をした上半部とたっぷりと広がった下半部をあわせた造りに銅製の把手がつけられた、酒などを注ぐ銚子です。呉須の濃淡で描き分けた牡丹唐草も格調高い雰囲気となっています。

    (2)東山焼 青磁獅子形水注

    腹部刻銘:東山 高さ9.5センチメートル 江戸時代後期 当館蔵

    青磁獅子形水注の写真

    東山焼では、このような青磁という澄んだ青緑色の製品もたくさん焼かれています。灰白色の磁胎に釉をかけて還元焼成したもので、安定した色を焼くのは高度な技術を要します。東山焼初期のぽってりとした緑味の強いものとは異なり、最盛期の技量がうかがえる品格ある蒼緑色でムラのない発色に仕上がっています。
    水注というのは文房具のひとつで、硯で墨をする時に少しずつ水を注ぐために使うものです。獅子の型をつかって作られていますが、継ぎ目がわからず、足先の細かい部分まで型抜きがうまくできています。毛の流麗な刻線は優れた陶工の手によるものとみられ、小さいながらも存在感抜群の一品です。

    (3)永世舎 色絵龍鴛鴦文鶴首花入一対

    底部染付銘:永世舎造 明治時代 高さ22.2センチメートル 底径5.5センチメートル 当館蔵

    永世舎色絵龍鴛鴦文鶴首花入の写真

    海外向け輸出を主な目的とした武士の授産施設として明治10年にはじまった永世舎の優品です。赤地に青、黄、緑や金色などで華やかに彩った花瓶で、ほっそりとした頸の部分には薬玉が描かれ、蕪形の胴部には前後に窓を設けて、それぞれ龍と鴛鴦が丹念に描かれています。永世舎に関しては、窯が閉じられた年も正確にはわかっておらず、現存作品も東山焼ほど多くないため、地元にもまだまだ知られていませんが、色絵金彩の型物を中心に高い技術を持っていました。

    書籍「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」を販売

    元姫路市書写の里・美術工芸館学芸員の山本和人氏による書籍「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」を当館売店にて販売します。当館の所蔵品62点を含む、現存する東山焼・永世舎などの代表的作品98点全点をカラー写真と詳細な解説で紹介しており、文献記載や作品銘集の年代別対応表などの巻末資料も充実した1冊となっています。

    書籍「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」の写真

    目次

    • はじめに
    • 図版 東山焼/永世舎/白鷺製
    • 東山焼の歴史と作品
    • 永世舎の設立と作品
    • 作品解説
    • あとがき
    • 資料編【1】東山焼陶画工および関係者一覧〈東山焼関係資料〉/文献記載、作品銘集〔年代順〕〈東山焼、永世舎関係資料〉/内国勧業博覧会出品者一覧〈永世舎、姫路監獄分署関係資料〉/姫路における磁器製造高〈永世舎関係資料〉
    • 資料編【2】松村辰昌書簡集〈永世舎関係資料〉

    著者

    山本和人
    1959年静岡県三島市生まれ。
    姫路市書写の里・美術工芸館に学芸員として勤務するかたわら、姫路を主とした播磨の工芸の調査研究、展示に25年間携わる。2019年3月同館を退職。

    書籍情報

    書籍名「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」
    著者 山本和人
    発行 海風社
    ページ数 114ページ 並製
    価格 2,000円+税
    ISBN 978-4-87616-058-7
    Cコード C3072専門≫単行本≫写真・工芸
    初版年月日 令和元年(2019年)5月24日
    発売予定日 令和元年(2019年)5月15日
    販売所 書写の里・美術工芸館売店、その他の書店

    展覧会情報

    展覧会名称

    常設展示「姫路のやきもの 東山焼と永世舎」

    会期

    令和元年(2019年)6月8日(土曜日)から7月15日(月曜日・祝日)(会期38日、開館33日)

    会場

    姫路市書写の里・美術工芸館 展示室B・C・A上

    開館時間

    午前10時00分から午後5時00分まで(入館は午後4時30分まで)

    入館料

    一般300円、大学・高校生200円、中学・小学生50円 ※20名以上の団体は2割引

    休館日

    月曜日(祝日をのぞく)

    主催

    姫路市書写の里・美術工芸館

    企画

    公益財団法人 姫路市文化国際交流財団 

    添付資料

    PR:姫路市イメージキャラクター しろまるひめ

    お問い合わせ

    姫路市役所教育委員会事務局姫路市書写の里・美術工芸館

    住所: 〒671-2201 姫路市書写1223番地

    住所の地図

    電話番号: 079-267-0301 ファクス番号: 079-267-0304

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