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    秋季特別展示「漆うるわし-書写塗・竹田塗・丹波漆-兵庫県下の漆」を開催します。

    • 公開日:2020年9月25日
    • 更新日:2020年9月27日
    • ID:14103

    資料提供日

    令和2年9月25日(金曜日)

    問い合わせ先

    担当課 姫路市書写の里・美術工芸館
    担当者 岡崎美穂
    電話番号 079-267-0301


    姫路市書写の里・美術工芸館では、令和21024日(土曜日)から1224日(木曜日)まで秋季特別展示「漆うるわし-書写塗・竹田塗・丹波漆-兵庫県下の漆」を開催します。

    開催日時

    令和2年10月24日(土曜日)から12月24日(木曜日)まで

    開催場所

    姫路市書写の里・美術工芸館

    展覧会の概要

    漆の木の樹脂を精製した「漆」の魅力を紹介する展覧会です。姫路では、書写山円教寺を中心に伝わる書写塗や、寺院仏具や仏壇、屋台の塗などにとって漆は欠かせない素材でした。古くから伝わる漆器について兵庫県下に目を向ければ、国史跡である竹田城跡(朝来市和田山町竹田)の麓で作られていた竹田塗もあります。こちらも書写塗と同様に近年まではまったく廃れており幻の漆器と謳われていました。
    また世界において、ジャパンといえば漆器を指すほどに日本を代表する工芸であるにもかかわらず、現代の漆工芸に使われる国産漆は全体の3%であるのが実情です。そのうち国産の7割を占める岩手県の浄法寺などをのぞけば、奈良時代から漆原料の産地とされる京都府福知山市夜久野町が、兵庫県に最も近い漆の産地です。本展では、兵庫県を中心としたうるわしい漆の一端について紹介します。

    出展作品例

    寺院に伝わる仏具や漆器、漆掻きの道具や漆の四季を映した写真パネルなど約100点を予定。

    (1)書写塗椀 通宝山弥勒寺蔵(しょしゃぬりわん つうほうざんみろくじぞう)

    書写塗と呼ばれる、黒漆の上に朱漆を重ね塗り、使うにつれ摩耗した風合いが愛でられる漆器が姫路に伝わっています。
    実際のところ、書写塗の学術的な定義は容易ではありません。16世紀に羽柴秀吉から逃れて和歌山の根来寺の僧侶らが技術をもたらして始まったとされますが、全国に散らばった根来系の他地域の塗との区別もつきがたく、書写の地での時代変遷にも変化があり、実態は一様ではないのです。江戸時代には紀州根来よりも上質であると評されていた書写塗について、今後も地元寺院などに伝わるものを典拠として比較検討を続けていくべきでしょう。

    弥勒寺の書写塗椀の写真

    (弥勒寺の書写塗椀の写真)

    (2)磬架 書写山円教寺蔵(けいか しょしゃざんえんぎょうじぞう)

    磬という、打ち鳴らす仏具を紐で下げるための台を磬架といいます。こちらは高さが86センチメートルあり、読経空間に設置されるにふさわしく、岩絵具で彩色された雲龍の刳物や金具をほどこし、赤い漆で彩られています。
    性空上人が10世紀に開いた天台宗の名刹、書写山円教寺にはさまざまな文化遺産が伝わっています。この度は、密壇(導師がすわる座)や條目(箇条書きの文書)をはじめ、約20点の宝物を拝借し展示します。

    円教寺の磬架の写真

    (円教寺の磬架の写真)

    (3)竹田椀と引札 竹田塗研究保存会蔵(たけだわんとひきふだ たけだぬりけんきゅうほぞんかいぞう)

    朝来市和田山町竹田地区で生産された漆器は竹田椀と呼ばれ、庶民向けの雑器から、蒔絵のほどこされた高級品まで多様に生産されていたようです。龍野から移り、最後の竹田城主となった赤松広秀(1562-1600)が、漆器産業を奨励したのがはじまりで、その名残は現在の「家具の町・竹田」につながっています。往時は何百軒といたとされる漆を生業とする家々も今はなく、地元でも未詳である竹田塗について、有志の研究保存会が実態解明に取り組んでおられます。写真は、明治期に博覧会出品歴がある安福家の朝七名で刷られた、引札という宣伝チラシです。

    竹田塗研究保存会蔵の竹田椀と引札の写真

    (竹田塗研究保存会蔵の竹田椀と引札の写真)

    (4)漆掻き道具 NPO法人丹波漆蔵(うるしかきどうぐ えぬぴーおーほうじんたんばうるしぞう)

    丹波地域(兵庫県北東部から京都府北部を中心とした一帯)の名を冠した丹波漆は、京都府福知山市夜久野町で、奈良時代から生産されていたとされます。竹田塗もこの漆を用いていました。
    6月から9月頃、ウルシの樹液を採取することを「漆を掻く」といいます。岡本嘉明さんが実際に使用している道具です。
    漆原木や漆掻き職人の激減だけでなく、専用カンナを作る職人も全国に数人で、漆産業をめぐる実情は逼迫しています。その厳しさと、漆がもたらす豊かな美しさを多くの方に知っていただきたいと願います。

    NPO法人丹波漆蔵の漆掻き道具の写真

    (NPO法人丹波漆蔵の漆掻き道具の写真)

    会期中の関連イベント

    (1)展示解説会「漆芸と木工芸」

    内容/漆展と刳物展の見どころをあわせて紹介します。
    日時/10月25日(日曜日)・11月3日(火祝)・12月6日(日曜日)11時00分から11時30分まで、14時00分から14時30分まで、15時00分から15時30分まで
    講師/当館学芸員
    定員/各回先着15人
    備考/要入館料。

    (2)講演会「書写山円教寺の宝物について」

    日時/11月8日(日曜日)14時00分から15時00分まで
    講師/大樹玄承師(書写山円教寺執事長)
    会場/2階ラウンジ
    定員/30人
    備考/参加無料。観覧は要入館料。10月29日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み、応募多数の時は抽選。

    (3)講演会「城下町竹田の漆器と暮らし」

    日時/11月21日(土曜日)14時00分から15時00分まで
    講師/松本智翔氏(竹田塗研究保存会会長)
    会場/2階ラウンジ
    定員/30人
    備考/参加無料。観覧は要入館料。11月12日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み、応募多数の時は抽選。

    (4)実演「漆の椀を塗る」

    日時/12月13日(日曜日)11時00分から11時20分まで14時00分から14時20分まで、15時00分から15時20分まで
    講師/岡田道明氏(塗師・播磨書写塗伝承会代表)
    会場/2階ラウンジ
    定員/各回先着20人(密を避けるため、着席者のみの見学とします)
    備考/要入館料。

    同時開催

    企画展示 播磨地域の工芸品「播磨の刳物師・山名秀圭生誕100年」
    内容/山名秀圭作品と指示した大村雲谷をはじめとする小竹斎一門の作品を紹介。
    会期/2020年(令和2年)10月24日(土曜日)から12月13日(木曜日)まで
    会場/姫路市書写の里・美術工芸館 一般展示室
    備考/新型コロナウィルス感染症拡大防止対策に伴い、年度当初予定の会期を変更しました。
    山名秀圭/(やまなしゅうけい 本名は繁・大正9年~平成31年)  木彫家の佐野信雄や、刳物師の大村雲谷に師事し、伝統的な彫刻技術を学ぶ。姫路の刳物は、姫路藩士の生まれであった市川周道が小竹斎と号し一門を形成しており、その最後の継承者にあたる。煎茶用の香盆を中心に、素材の木を活かした茶道具類を制作。
    出品作品例/「欅材鯉図丸盆」個人蔵

    個人蔵の山名秀圭「欅材鯉図丸盆」の写真

    (個人蔵の山名秀圭「欅材鯉図丸盆」の写真)

    添付資料

    展覧会チラシA4両面

    展覧会情報

    展覧会名称/秋季特別展示「漆うるわし-書写塗・竹田塗・丹波漆-兵庫県下の漆」
    会期/2020年(令和2年)10月24日(土曜日)から12月24日(木曜日)まで(会期62日、開館52日)
    会場/姫路市書写の里・美術工芸館 展示室B・C・A上・企画展示室
    開館時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
    入館料/一般310円(250円)、大学・高校生210円(160円)、中学・小学生50円(40円)、カッコ内の料金は20人以上の団体
    休館日/月曜日(11月23日は開館)、11月4日(水曜日)、11月24日(火曜日)
    主催/姫路市書写の里・美術工芸館、神戸新聞社
    後援/サンテレビジョン、ラジオ関西
    協力/書写山円教寺、通宝山弥勒寺、播磨書写塗伝承会、竹田塗研究保存会、福知山市やくの木と漆の館、NPO法人丹波漆
    企画/公益財団法人 姫路市文化国際交流財団
    姫路市書写の里・美術工芸館
    〒671-2201 姫路市書写1223番地
    TEL.079-267-0301
    FAX.079-267-0304

    お問い合わせ

    姫路市役所教育委員会事務局姫路市書写の里・美術工芸館

    住所: 〒671-2201 姫路市書写1223番地

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