令和3年10月20日(水曜日)
担当課 姫路市書写の里・美術工芸館
担当者 岡崎美穂
電話番号 079-267-0301
姫路市書写の里・美術工芸館では、令和3年10月30日(土曜日)から12月24日(金曜日)まで、秋季特別展「日本やきもの旅-おすすめ窯元めぐり-」を開催します。あわせて「Focuson(フォーカスオン)!姫路のやきもの作家」を10月30日(土曜日)から11月28日(日曜日)まで併催します。
令和3年10月30日(土曜日)から12月24日(金曜日)まで
姫路市書写の里・美術工芸館
美術工芸館の所蔵陶芸作品による、清水公照と全国の窯元との交流をテーマにした展覧会です。あわせて、姫路在住陶芸家11組の現役作家を紹介します。
気軽な陶芸入門となるよう、窯元と産地に焦点をあてながらやきものを紹介する展覧会です。旅の僧侶ともいえる清水公照(1911-99、奈良東大寺の別当)が、全国の名だたる陶芸家と合作したやきものや愛蔵品を中心に出品します。清水公照の足跡をたよりにして、西日本めぐりでは岡山の備前焼や佐賀県の有田焼などを、東日本めぐりでは愛知県の瀬戸や岐阜県の多治見の産地、石川県の九谷焼などの窯元作品を並べます。あわせて、ほっこりと懐かしい土人形や土鈴などの地域色豊かな郷土玩具も展示します。
本展では、当館の館蔵品から、清水公照関連作品約60点、姫路の古いやきもの(東山焼、永世舎、白鷺製、鷺脚焼)約10点、郷土玩具47点を展示するとともに、姫路市在住のやきもの作家作品約30点を拝借展示する「Focuson! (フォーカスオン)姫路のやきもの作家」を開催します。
全国有数のやきもの産地である岐阜県のやきものは総じて美濃焼と呼ばれ、そのなかには織部、志野、瀬戸などが含まれます。瀬戸黒の技法で重要無形文化財保持者(人間国宝)となっている美濃焼の加藤孝造(1935—)が、紅志野の技法で公照と合作した蓮華蔵世界の図「華厳」(平成4年 高さ34.0センチメートル)は、やわらかな桃色に魅了される作品です。
清水寺前の清水坂界隈が発祥とされる産地では京焼や清水焼が作られ、江戸時代には姫路の東山焼とも縁の深いやきものです。鈴木治(1926—2001)は戦後日本の陶芸界を牽引した「走泥社」の創立メンバーで、清水公照のライフワークであった泥仏の焼成で友好を育みました。「風の子」(昭和52から平成2年 高さ約10センチメートル)と題したユーモラスな姿で、当館の人気作品のひとつです。
清水公照の交流作品では、主に岐阜県や愛知県、岡山県など特定の地域を紹介し、その他の地域はやきものの郷土玩具をご紹介します。写真は、北海道「馬蹄型アイヌ男」、青森県の下川原(弘前市)「鳩笛」、岩手県の花巻(花巻市)「義経」、宮城県の提(仙台市)「花笠踊り」、秋田県の八橋(秋田市)「牛乗り天神」、山形県の相良「獅子舞」、福島県の須賀川「こけし」の7点です。
姫路の古いやきものとして、江戸時代末期の姫路藩で焼かれた東山焼や、明治時代の永世舎、白鷺製、鷺脚焼などを紹介するコーナーでは、明治時代に輸出目的で作られたとみられる永世舎の華やかな珈琲カップやポットの一式を出品します。
すべて姫路市内在住の、30代から80代までのやきもの作家11組の作品をそれぞれ数点ずつ展示します。なお秋季特別展「日本やきもの旅-おすすめ窯元めぐり-」併催となるこの展示の閉幕日は11月28日(日曜日)です。
予告なく変更・中止の可能性があります。
内容:観る、作る、あつめる。くらしのアートを彩る“やきもの”の楽しみ方を体験談や収集品を交えて紹介します。
日時:令和3年10月31日(日曜日)午後2時00分から午後3時30分まで
講師:亀田正司さん(美術史家・元当館学芸員)
会場:当館会議室
定員:20人
参加費:無料。観覧は要入館料。
備考:10月21日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み。応募多数の時は抽選。
内容:展示室で担当学芸員が見どころを紹介します。
日時:11月3日(水曜日祝日)、11月21日(日曜日)、12月4日(土曜日)午前11時00分から午前11時30分まで及び午後2時00分から午後2時30分まで
会場:展示室内
定員:各回15人
参加費:無料ですが入館料が必要。
備考:当日午前10時00分から先着順に、2回分の整理券配布。
内容:書写山もみじまつりと関西文化の日を記念して、板に漆でスタンプを押して、キーホルダーを作ります。
日時:11月28日(日曜日)午前10時00分から午後4時00分まで
講師:竹尾寿敏さん(漆芸家)
参加費:500円
会場:一階喫茶コーナー
定員:先着40人で、随時5名ずつ対応可能。
備考:約30分程度で完成。お待ちいただく場合があります。館内の展覧会観覧には別途入館料が必要。
内容:伝統工芸体験教室として、木工ろくろの使い方を学びながら、ミズメザクラを削り、姫路こまを作ります。
日時:11月6日(土曜日)午前10時00分から正午まで及び午後1時00分から午後3時00分まで
講師:村岡正樹さん(姫路こま職人)
参加費:3,000円
会場:工芸工房
定員:各1人(18歳以上)
備考:10月28日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み。応募多数の時は抽選。申し込み時に希望の時間帯を記入してください。
内容:伝統工芸体験教室として、二日かけて木彫りから色付けまで、全工程を体験しながら姫山人形をつくります。
日時:11月20日(土曜日)、11月21日(日曜日)午前10時00分から午後4時00分まで
講師:姫山人形舎の皆さん
参加費:2,500円
会場:工芸工房
定員:4人
備考:11月9日(火曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み。応募多数の時は抽選。
内容:木版画で来年の干支(寅)をテーマにした年賀状をつくります。
日時:12月4日(土曜日)午前10時00分から正午まで及び午後1時00分から午後3時00分まで
講師:岩田健三郎さん(版画家)
参加費:500円
会場:会議室
定員:各20人
備考:彫刻刀をご用意願います。
11月25日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み。応募多数の時は抽選。申し込み時に希望の時間帯を記入してください。
内容:和凧をつくり、工芸館で揚げます。
日時:12月18日(土曜日)午前9時00分から正午まで
講師:石井福良さん(日本の凧の会)
参加費:500円
会場:会議室
定員:各20人(小中学生向け)
備考:12月9日(木曜日)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み。応募多数の時は抽選。
内容:姫路はりこ(兵庫県伝統的工芸品)の白塗りに絵付けができる体験コーナーを設けており、面や干支の白塗りに自由に色付けができます。姫路はりこに絵付けをして、作品を応募してみませんか?全応募作品を館内に展示し、審査の上、優秀作品には賞品と表彰をします。
作品募集期間:10月23日(土曜日)から12月2日(木曜日)まで
展示期間:12月4日(土曜日)から19日(日曜日)
会場:2階ラウンジ
参加費:面1,000円から1,200円 干支1,500円(別途、入館料が必要です。)
展覧会チラシ
姫路市役所観光スポーツ局観光文化部姫路市書写の里・美術工芸館
住所: 〒671-2201 姫路市書写1223番地
電話番号: 079-267-0301 ファクス番号: 079-267-0304
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