令和4年1月21日(金曜日)
担当課 姫路市農政総務課
担当者 井上、岡本
電話番号 079-221-2496
担当課 姫路市産業振興課
担当者 宮﨑、髙井
電話番号 079-221-2507
東洋大学姫路高等学校地域活性部「PROJECT TOYO」は、特産品開発チームとして2019年度に発足し、「地元を元気に」をテーマに、地域の課題を地元の人々とともに学び解決しようと活動している。
現在では、学校近くの休耕田を借り、商品を開発するといった特産品の開発をしたり、書写の山から下りてくる害獣の鹿対策を考えたりとさまざまな地域で起こる課題を地域の人とともに解決しようと学校公認のクラブ活動として地域の活性化、生徒を中心とした世代間交流などを目的とし、プロジェクト遂行している。
この度、取り組んできた活動が、近畿農政局長賞、近畿経済産業局長賞ほかを受賞したため、姫路市長に対し報告を行うもの。
令和4年1月26日(水曜日) 午後4時30分から午後4時50分まで
姫路市役所本庁舎3階 特別応接室
東洋大学附属姫路高等学校地域活性部「PROJECT TOYO」3名及び顧問教諭2名
姫路市長、産業局長
管内の地産地消等の取組を一層推進する観点から、令和3年度地産地消等優良活動表彰に応募のあった管内の3部門10団体のうち、優秀な取組を行った2団体のうちの1つに選ばれた。
地域住民と高校生が共同で耕作放棄地を利用して、畑づくりや商品開発に取り組み、地産地消の推進と、地域の活性化の方策を提案。
近畿地域の119の応募作品の中から、地元を元気にする政策アイデアとして、3部門13作品の近畿経済産業局長賞のうち1つに選ばれた。
RESASやV-RESASを活用した地域課題の分析を踏まえた、地域を元気にするような政策アイデアを競うコンテスト。
全国での表彰に加え、兵庫県では、あすの兵庫を創る生活運動協議会が主体となり、毎年「兵庫県優秀賞」と「兵庫県奨励賞」を数団体ずつ選定して表彰している。
地域が直面しているさまざまな課題を自らの手で解決して、すみよい地域社会の創造をめざし、独自の発送により全国各地で活動に取り組んでいる地域活動団体・企業等のうち、大きな成果を挙げ、先導的な事例として他の参考になる活動を顕彰することにより、地域性豊かな活力に満ちた地域づくり・くらしづくり・ひとづくり活動をより一層普及・推進していく表彰。
2019年に生徒有志によるグループとして発足した。2021年に3年目を迎えクラブ活動となり、30名の生徒で活動している。活動内容は、近隣の休耕田を借りて姫路の伝統野菜の姫路若菜、だいこん、苺などさまざまな植物を無農薬で栽培し、地産地消にこだわった商品開発を行っている。缶詰は、姫路市のふるさと納税の返礼品に選ばれ、アイスは西播磨フードセレクションで入賞した。
畑作業を通じて害獣である鹿の被害を知り、個体数制限を学んだ。その鹿肉の有効活用の一端を担うため、鹿の缶詰も開発し、地場産センター「播産館」でPR、販売などを行った。鹿の解体体験から皮革にも注目し、姫路の特産品である皮革を若者にも知ってもらおうと、まず姫路の牛革を使用したコースターを製作し、商品購入者に配布した。今後、鹿革でも商品を作り、姫路の皮革産業をもっと盛り上げていきたいと考えている。
商品開発以外では、ユニクロ主催の古着回収プロジェクトに参加。海外の難民の子どもたちのために古着2973着を回収。活動が新聞やラジオでも広まり、姫路市内外から多くの協力を得た。
「もっと姫路たび」の姫路おでんの材料集めツアーに参画、ツアー参加者と大根の収穫も行いPR。(姫路コンベンションビューロー企画協力の体験型ツアー)
農家の方や食品開発業者、販売店、近隣の住民や幼稚園児とも多世代間交流を行い、多くの方の協力のもと、地元姫路の課題解決を通して姫路の役に立ちたいという地元愛溢れる生徒を育成している。