令和4年3月8日(火曜日)
担当課 姫路市埋蔵文化財センター
担当者 南
電話番号 079-252-3950
今回調査を行った河間町は、姫路城北東の野里門外に位置する町人町です。調査地は野里門から中堀を挟んで北側にあたり、昭和43年(1968)に保城に移転するまでは正覚寺が所在していました。今回の発掘調査では瓦溜りから、「正」の文字が入った軒丸瓦と幕末頃の染付碗が出土しました。軒丸瓦は正覚寺の建物に葺かれていたと考えられます。また、瓦溜りが検出された位置をみると、城下町絵図から想定される正覚寺の範囲よりも北側にあたり、寺域が幕末以降に拡張された可能性があります。江戸時代より古い遺構としては、柱穴を検出しましたが、遺構の分布は希薄な状況でした。その理由としては、旧地形的に低い場所であったため、人が安定して生活を営むには不向きな土地だったのではないかと考えられます。
姫路城城下町跡(姫路城跡第458次)発掘調査概要リーフレット
姫路市役所教育委員会事務局生涯学習部埋蔵文化財センター
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