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    「姫路文学館紀要」25号を発刊

    • 公開日:2022年6月21日
    • 更新日:2022年6月23日
    • ID:21159

    資料提供日

    令和4年6月21日(火曜日)

    問い合わせ先

    担当課 姫路文学館学芸課
    担当者 杉田
    電話番号 079-293-8228

    姫路文学館では「姫路文学館紀要 第25号」を発行しました。内容の紹介と購入方法についてお知らせします。

    25号は「司馬遼太郎特集」のような内容になりました。第23回司馬遼太郎メモリアル・デーにおける歴史学者・山内昌之氏の講演などの記録、「司馬遼太郎の播磨」をテーマとする11篇の評論を掲載しています。

    概要

    書籍名

    姫路文学館紀要 第25号

    編集・発行

    姫路文学館

    仕様

    A5判 本文190ページ

    価格

    800円

    部数

    300部(限定)
    部数が限定されますので、早めにお求めください。

    販売場所

    姫路文学館

    発行日

    令和4年3月31日

    25号掲載内容

    第23回司馬遼太郎メモリアル・デーの記録

    • 講演「史都姫路の魅力 司馬遼太郎と歴史家の眼」 山内昌之(歴史学者)
    • 挨拶など 上村洋行(司馬遼太郎記念館館長)、清元秀泰(姫路市長)

    令和3年8月7日、姫路市・市民会館大ホールで開催した第23回司馬遼太郎メモリアル・デーの全内容の記録。

    山内昌之氏の講演は、歴史家が司馬遼太郎と共通することは、現在や将来のことを考えるのに過去の具体的な出来事によって説明する手法をとることだという。そう述べて、江戸時代における山陽道の中心であった姫路の戦略的な重要性、幕府が姫路藩主に負わせた使命についてさまざまな事例をあげて話した。

    関ヶ原の戦いのあと、家康が百万石近い封地を池田輝政に与えたこと、本多家が姫路城に入城してからは安定した、信頼できる譜代大名を代々置いたことを指摘し、かれらが西国や瀬戸内の支配で担った役割について「松平大和守日記」や飾磨、室津の番所の「万覚書」の内容で確かめていった。さらに外国人―朝鮮通信使やシーボルト―が伝える姫路や室津などの景色や風俗にも関心を向けた。

    山内 昌之(やまうち まさゆき)

    1947年(昭和22年)生まれ。北海道大学文学部卒業、東京大学学術博士。
    カイロ大学文学部客員助教授、ハーバード大学客員研究員、東京大学大学院教授を経て、現在は、東京大学名誉教授、武蔵野大学国際総合研究所特任教授、神田外語大学日本研究所客員教授。
    また、国家安全保障局顧問会議座長、横綱審議委員、和辻哲郎文化賞一般部門選考委員を務めている。
    専攻は国際関係史、中東・イスラーム地域研究。紫綬褒章受章の他、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞、吉野作造賞、司馬遼太郎賞を受賞。主著に『中東国際関係史研究』(岩波書店)。

    「司馬遼太郎の播磨」 玉田克宏(姫路文学館学芸員)

    司馬遼太郎と播磨のつながりに関しては、播州人を小説に登場させたり、エッセイで論じたりしたことを考えることができる。そして司馬自身に固有の出来事として、学徒出陣で青野ヶ原(小野市など)の戦車連隊に入営したことがある。また、司馬の父方の家系は、祖父・福田惣八の代まで姫路市広畑に居住していた。以上のようなさまざまな面からの話題を「司馬遼太郎と播磨」というテーマのもとに11篇の評論としてまとめた。

    筆者の学芸員は、四半世紀のあいだ司馬遼太郎を担当してきて、播磨という視点からこの大作家を考えてきた。
    表題は次の通りである。

    1. 戦車兵―青野ヶ原
    2. 三島由紀夫
    3. 生死と『葉隠』
    4. 出征と念仏
    5. 清沢満之
    6. 播州門徒
    7. 祖父・福田惣八
    8. 伊和族と秦氏―古代の播磨
    9. 宮本武蔵
    10. 蟠桃と松右衛門
    11. 歴史と文学の間

    司馬遼太郎(しばりょうたろう)

    小説家。大阪市生まれ。乱世・変革期の群像を描いた『国盗り物語』、『竜馬がゆく』、『坂の上の雲』などの小説や紀行『街道をゆく』で独自な視点からの歴史解釈を示し、戦後日本における精神文化に大きな足跡を残した。
    文化勲章受章(1923-1996)

    姫路文学館紀要25号

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