令和4年12月7日(水曜日)
担当課 姫路市書写の里・美術工芸館
担当者 岡崎美穂(公益財団法人姫路市文化国際交流財団)
電話番号 079-267-0301
姫路市書写の里・美術工芸館では、令和5年1月6日(金曜日)から3月5日(日曜日)まで新春特別展「播磨に息づく匠の技」を開催します。
令和5年1月6日(金曜日)から3月5日(日曜日)まで
姫路市書写の里・美術工芸館(企画展示室)
播磨で活躍する、木と漆をテーマに集った江藤國雄、椎名光弘、野村俊彰、橋立木楽、三浦信一、宮下賢次郎の6名の現役作家による展覧会。
姫路を中心とした播磨地域では、古くから木を用いて優れた工芸品が数多く作られ、江戸時代から昭和に至るまで、茶の文化とともにさまざまな工芸品が生まれてきました。その伝統的な素地が、今日も多くの工芸品を生み出している要因となっているといえるでしょう。
木と漆に焦点をあてるこの展覧会は、隔年開催の4回を経て、播磨伝統美術工芸会のメンバーだった刳物師の山名秀圭氏(大正9年生まれ。平成31年に98歳で逝去。)の没後追悼展をはさみ、今回で5回目となります。本展では、兵庫県内を基点に全国的に評価される伝統工芸作家の作品を39点(予定)展示し、伝統的な技に裏打ちされた新たな作品づくりを紹介します。
蒔絵
昭和28年生まれ。昭和49年、石川県羽咋市の蒔絵師・石橋穣、重要無形文化財・北村昭斎に螺鈿師事。
平成16年、日本伝統工芸近畿展近畿支部長賞。平成24年、姫路市芸術文化賞受賞。平成31年、作品宮内庁お買い上げ。日本伝統工芸展に毎年出品するとともに、全国の重要文化財建築物や仏像等の修復を手掛ける。日本工芸会正会員。
指物
昭和19年生まれ。平成4年、和家具の指物師・松家輝夫に師事し、指物・拭漆を習う。平成9年、日本伝統工芸展に初入選、以後20回入選。平成24年、作品宮内庁お買い上げ。日本伝統工芸木竹展、平成27年日本工芸会賞および令和3年日本工芸会木竹部会賞。現在、重要無形文化財保持者の中川清司に師事し、木画を習う。日本工芸会正会員。
木漆器・挽物
昭和25年生まれ。武蔵野美術大学卒業後、石川県山中町にて木地師・佐竹常良に師事、漆工を呉藤大三に習う。昭和56年、姫路市にて独立。日々の暮らしに活かせる作品を中心に、ろくろ挽きによる器作りを行う。
指物
昭和17年生まれ。本名は木(こだち)。昭和44年、姫路の指物師・吉岡雅治に師事。昭和48年に師の吉岡が没して後は、風炉先や菓子器など、木の性質を活かした茶道具類の制作を中心に行う。
指物・刳物
昭和33年生まれ。昭和56年以来、日本伝統工芸展に出品を重ね、平成5年に奨励賞、令和3年文部科学大臣賞、いずれも文化庁買い上げとなる。正倉院御物を研究し、和木・唐木にこだわらず、金属・象牙などさまざまな素材を使用し、創作を行っている。日本伝統工芸近畿展大阪府教育委員会賞・松下幸之助記念賞・日本経済新聞社賞。姫路市芸術文化賞。令和4年日本伝統工芸展監査委員となる。
唐木指物
昭和18年生まれ。平成3年、大阪唐木指物として通産省の伝統工芸士に認定。平成11年、日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞。日本伝統工芸近畿展平成12年、和歌山県教育委員会教育長賞および平成13年奈良県教育委員会教育長賞。平成12年、姫路市芸術文化賞受賞。同年、作品が宮内庁お買い上げとなる。日本工芸会正会員。
A4チラシ
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