令和5年3月2日(木曜日)
担当課 姫路市埋蔵文化財センター
担当者 関
電話番号 079-252-3950
銀の馬車道の発掘調査で遺構を発見しました。
令和5年3月12日(日曜日) 午後1時30分から(少雨決行、雨天中止)
姫路市神屋町六丁目地内(添付資料の調査位置図参照)
飾磨津(現在の姫路港)と生野鉱山を結ぶ約49キロメートルの馬車専用道路です。誕生間もない明治政府の官営事業として、お雇い外国人ジャン=フランソワ・コワニエの指導のもと、義弟レオン・シスレーを技師長に迎え、初代生野鉱山局長である朝倉盛明の指揮により、マカダム式舗装を始めとする当時のヨーロッパ最新技術により建設されました。この画期的な道路は、わずか3年間という突貫工事により、明治9年(1876年)に完成しました。
スコットランド人のジョン・ラウンドン・マカダム(1756から1835)が考案した道路舗装方法の一つ。敷き詰めた砕石を締固め、耐久性を高めています。仕上がりが美しく、馬の足がかりが良いという特徴があります。
今回の調査は、姫路市内で馬車道の実態を明らかにする目的で行った初めての発掘調査です。その結果、当時のヨーロッパの最新技術であるマカダム式舗装により建設された銀の馬車道(正式名称 生野鉱山寮馬車道)の路面をはじめて面的に確認することができました。
姫路市役所教育委員会事務局生涯学習部埋蔵文化財センター
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