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あしあと

 

    ナゴヤダルマガエルの累代繁殖に成功しました

    • 公開日:2023年6月5日
    • 更新日:2023年6月7日
    • ID:24461

    資料提供日

    令和5年6月5日(月曜日)

    問い合わせ先

    担当課 姫路市立水族館
    担当者 竹田、三木
    電話番号 079-297-0321

    ナゴヤダルマガエルの累代繁殖に全国の水族館で初めて成功いたしました。

    累代繁殖の成功について

    2023年5月30日朝、屋外の水槽で産卵中のナゴヤダルマガエルを確認しました。この個体は、当館で2020年6月に生まれた繁殖個体であり、繁殖個体による繁殖(「累代繁殖」)に成功しました。
    ナゴヤダルマガエルの累代繁殖は、全国の水族館では初めての事例です。今後も繁殖技術を向上させ、生態の解明に寄与するとともに、ナゴヤダルマガエルの保全につなげていきたいと考えています。

    これまでの取り組みについて

    姫路市立水族館では、1990年代から播磨地方におけるナゴヤダルマガエルの野外調査を行ってきました。2015年からは他園館におけるカエルの繁殖事例の情報収集や冬眠試験など、繁殖に向けた取り組みを進めてきました。
    その結果、2020年6月に全国の水族館で初めてとなる繁殖に成功しました。また、翌年の2021年6月にも繁殖に成功するなど、繁殖技術の向上を図ってきました。

    ナゴヤダルマガエルについて

    ナゴヤダルマガエルは、本州の一部(中部地方南部、近畿地方中部、山陽地方東部)や四国の一部に分布する体長5から6センチメートルほどのカエルで、5月から7月に田んぼなどで産卵します。本種は、かつては播磨地方の各地に生息していましたが、水田環境の変化によって姿を消し、現在の生息地は播磨地方では2か所のみ、県下でも数か所のみです。このため、兵庫県レッドリストでは「Aランク」、環境省レッドリストでも「絶滅危惧IB類」に指定されており、保護や保全が最も必要なカエルです。
    公益社団法人日本動物園水族館協会では、2018年に本種を保全が必要な種に指定し、全国のいくつかの動物園や水族館で繁殖に向けた取り組みが行われています。

    • 当館では絶滅危惧種ナゴヤダルマガエルの生息域外保全を目的に、2015年から繁殖に取り組み、2020年に初めて繁殖に成功。今回、この繁殖個体から2世代目の個体を得ました。(繁殖個体から次世代の個体を得ることを「累代繁殖」と言います。


    添付資料

    しろまるひめ

    お問い合わせ

    姫路市役所観光経済局水族館

    住所: 兵庫県姫路市西延末440(手柄山中央公園内)

    住所の地図

    電話番号: 079-297-0321 ファクス番号: 079-297-3970

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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