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姫路科学館・収蔵資料「小林平一コレクション」について

姫路科学館が収蔵する「小林平一コレクション」のご紹介です。
コレクションは現在も同定と整理が続けられていて、作業が終了したものから目録を刊行しています。

小林平一コレクションについて

 小林平一氏(1923年-2002年)は、日本の古瓦の研究・復元に取り組み、世界文化遺産・国宝姫路城をはじめ、多数の文化財修復に携わっていました。
 その一方、若い頃から鳥類や昆虫類の観察・採集を続け、多くの種が絶滅の危機に瀕する状況を危惧し、今いる種を記録に残し、未来へ伝えることを目的として、鳥類、昆虫、ほ乳類など幅広い分類の標本の収集に力を注がれていました。
 小林平一コレクションの自然史資料は遺族より姫路市に譲渡され、姫路科学館の収蔵室で整理・保存・管理し、常設展示室で一部を入れ替えながら公開・展示・解説しています。また、生物多様性保全の学術的研究にも活用されています。
 小林平一氏の収集した標本は、その多くが貴重なものであり、これからの入手は非常に困難な種ばかりです。これらの貴重な標本群を、十分な保存と厳重な管理のもとで次世代に残し続けていくことが、姫路市立の博物施設である当館が背負うべき重大な公的・社会的責務であると考えています。

鳥類標本

 1950年代から1970年代にかけて収集されたものが約8300羽あり、採集地が特定可能なものとしては、日本、韓国、台湾をあわせた3地域の標本が大半を占めています。日本では野生絶滅したコウノトリ、トキ、キタタキの標本のほか、38種438羽に及ぶワシ・タカ類があります。

蝶類標本

 蝶類標本は、トリバネアゲハの標本約7400頭を中心に、30000頭を越える蝶、蛾の標本があります。

甲虫標本

 クワガタムシ科6000頭をはじめ、多数の標本があります。

哺乳類標本

 ウシ科、シカ科など63頭があります。