あなたも第4の金星観測隊員!
2020年10月15日【「みお」「あかつき」「ひさき」とともに明けの明星・金星を観察しよう】キャンペーン

明けの明星と月

2020年10月15日(木曜日)に、日本の科学衛星「みお」「あかつき」「ひさき」が金星を観測するに合わせて、「第4の金星観測隊員」としてみなさんも金星を観察しませんか?

より詳しい情報はポスター(PDF)(学校や公開天文台、プラネタリウムなどで、自由に印刷して掲示や配布をして頂いて結構です)

3機同時観測について

2018年に打ち上げられた国際水星探査計画ベピコロンボが、水星に向かう途中に金星の重力を利用して軌道を変える「スイングバイ」を2020年10月15日(木曜日)に行います。
この機会に合わせて、ベピコロンボの一翼を担う水星磁気圏探査機「みお」が金星を観測、それに合わせて現在金星を周回中の探査機「あかつき」と、地球を回る軌道上にある惑星観測専用の宇宙望遠鏡「ひさき」も共同で金星の観測を行います。

金星ってどんな星?

2020年10月15日の金星

最近、夜明け前の東の空で明るく輝いている星が、「明けの明星」こと「金星」です。とにかく明るいので、早起きさえできれば間違えることはないでしょう。
2020年10月15日の夜明け前は、細い月も見えているので、きっと美しい光景が見られます。

望遠鏡で見た金星
望遠鏡で見ると、月のように満ち欠けしてみえますが、模様らしい模様は見えません。真っ白な雲に覆われているからです。(なので、太陽の光を反射して明るく見えます)
金星は地球とほぼ同じ大きさですが、探査機が行って調べてみると、表面は雲に覆われていて涼しいどころか、表面温度は500度もある灼熱の惑星です。地球と金星を比べることで、地球の成り立ちを調べることができます。(写真は姫路市・星の子館)

「第4の金星観測隊員」になろう!

10月15日の朝に金星が見えた方は、ツイッターでハッシュタグ「#第4の金星観測隊員」をつけて呟いてみてください。衛星たちへの応援も大歓迎です!

各地の公開天文台も参加

みなさんと同じ「第4の金星観測隊員」として、日本各地にある公開天文台でも、当日の朝に金星に望遠鏡を向ける施設があります。