カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。
第83話~見たことない?トンボのさなぎの巻~

バッタ博士のミニ知識【トンボの幼虫 - ヤゴ】
トンボの幼虫のことをヤゴと呼びますが、これは「ヤンマの子」が略された俗称とされています。
チョウやカブトムシのように、卵→幼虫→さなぎ→成虫の過程を経る「完全変態」とは異なり、トンボは、卵→幼虫(ヤゴ)→成虫の「不完全変態」です。
ヤゴは水中で生活する水棲昆虫です。ただし不完全変態ですので、基本的には成虫のトンボと同様の身体の構造をしており、よく観察すると背面には小さな翅も出ています。
成虫のトンボが空を舞っている様子をみると、素晴らしい飛翔能力を持っていることに驚かされますが、その幼虫も水中で小型の水棲昆虫を捕食する俊敏なハンターだったのです。まさに「蛙の子は蛙」ですね。