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天体写真と観測報告「天体望遠鏡の修理(その2)」

 90cm望遠鏡が留守のあいだ、天体観望会を支えてくれたのが45cm反射望遠鏡です。
 2003年2月末までの期間限定公開となりました。

45cm反射望遠鏡 留守番をしていた、45cm反射望遠鏡です。「変形ヨーク式」というとても珍しい形の赤道儀に載っています。

45cm反射望遠鏡
 口径   :450mm
 焦点距離:2010mm(F4.5)
 架台:変形ヨーク式
     (コンピューター制御)
 
サイパン時代の架台の写真 45cm望遠鏡の反射鏡と赤道儀は、1986年に地球に接近したハレー彗星の観測のために、サイパンに作られた天文台に設置されていました。右のオレンジ色の望遠鏡が載っている赤道儀と、左に見えている白い望遠鏡の中に入っていた反射鏡が、いま姫路科学館に来ています。
 赤道儀の横に立っている方は元東京天文台の冨田弘一郎先生(故人)で、この赤道儀を設計・製作された方です。
雑誌の表紙にも載っていました 当時の天文雑誌にも大きく取り上げられていました。オレンジ色の望遠鏡は写真撮影専用の望遠鏡で、2本の望遠鏡をずらして広い範囲を撮影したり、フィルターを変えて撮影できるようになっていました。