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天体写真と観測報告「月齢16」

月齢16の月 月齢16の月は十五夜の次の日なので「十六夜(いざよい)」と呼ばれています。

高解像度版

危難の海 月の西の端にある危難の海です。
 ほとんどの時期は、太陽が正面から当たっているので灰色の楕円にしか見えませんが、月齢16の頃は危難の海を取り囲む山々が立体的に見えて、過去に大きなクレーターだったことが分かります。
 月齢4の写真とも比べてみてください。

  • 2012年11月30日
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離14000mm)+ニコンD7000

エンデュミオンクレーター 左上側のクレーターがエンデュミオン(直径125km)です。月のクレーターのほとんどは、科学者や数学者など実在した人の名前がついていますが、このクレーターはギリシャ神話に出てくる羊飼いの名前がついています。
 右下の浅いクレーターはメッサラ(直径124km)で、その上の暗い部分は「希望の湖」、エンデュミオンとの間の平野は「時の湖」と呼ばれています。

  • 2012年11月30日
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離14000mm)+ニコンD7000

ラングレヌス 月の南西の端には、100kmを超えるクレーターが並んでいます。3つのクレーターは、上からラングレヌス(直径132km)、ヴェンデリヌス(直径147km)、ペンタビウス(177km)です。
 左側の暗い部分は「豊かの海」で、月のうさぎの模様の耳に当たる分です。

  • 2012年11月30日
  • 90cm反射望遠鏡(焦点距離14000mm)+ニコンD7000