はくちょう座にある散光星雲NGC7000です。形が北アメリカ大陸の形に似ていることから「北アメリカ星雲」の愛称があります。
どの部分が北アメリカ大陸の形か解りますか? 真ん中やや右下の黒っぽいところがメキシコ湾の形になっていますね。
フロリダ半島沖?の右端の方にある別の星雲は、よちよち歩きのペリカンの形に似ていることから「ペリカン星雲」と呼ばれています。
これらの散光星雲は、とても大きく広がっているので、焦点距離が400mmと短めの10cm(F4)望遠鏡に、冷却CCD(超高感度デジタルカメラ)を取り付けて撮像しました。この辺は、はくちょう座の一等星デネブに近い星域で、天の川の中なので、あたり一面が星だらけです。
2006年9月14日 姫路科学館10cm屈折望遠鏡(F4)+冷却CCDで撮影