
2004年9月29日に「トータチス(4179 Toutatis)」という小惑星が地球に大接近する予報でしたので、その数日前に撮影してみました。
トータチスは1989年に見つかった小惑星で、軌道の一部が地球の軌道の近くを通っていることから、約4年ごとに地球に接近します。
最接近の時でも地球からおよそ150万km(月までの距離の約4倍)離れたところを通過しますので、幸いに地球にぶつかることはありません(^^
通常、小惑星は動きがおそいので翌日の写真と比較しないと、星の中を動いているのが分からないのですが、この時のトータチスは、地球の近所を高速で移動しているので、線状にブレて写っています。
- 2004年9月25日 星の子館15cm屈折望遠鏡+冷却CCDカメラで撮影
- 23:12と23:45からそれぞれ3分露出した画像を合成
- 撮影した日は時々雲が通っていて画面に不自然なムラがあります