大西浩次さんの星空と地上の風景を同時に写し撮った「星景写真」を展示しています。!
基本情報
- 会期:2014年12月19日(金)~2015年1月25日(日)
- 場所:1階特別展示室
- 観覧料:無料
姫路科学館企画展「星景写真展『時空の彩(ときのいろ)』」
星景写真展チラシ(PDF)
大西浩次氏による星景写真の魅力



星空を見るとき、人間の視覚の広さにマッチして星座を作り神話などの物語ができてきた。しかし、現在の宇宙を考えると、目で見える星空は我々の銀河系(天の川銀河)のごく一部、たかだか300光年程度の恒星が中心で、その遙か漆黒のバックグランドの中に137億光年にわたる宇宙が埋もれているのだ。私はこの地上からの風景の向こうの星座を作る星々やその背景に埋もれている深遠の宇宙を「面として捉えたい」と考える。だから広角の視野の中で、星と星の位置関係や地上の風景との織りなす光景、あるいは、長時間露光すると星の軌跡が幾何学的なパターンとして樹と対比したり、短時間露光では点としての星と地上の形を捉えたりしたいと考えた。その中で宇宙の中に浮かぶこの地球の存在を強調したいのだ。時空の彩、星空の作る時間と空間の「彩」、作品全体として捉えていただけると幸いである。
関連イベント
1回目:10:30~ 講演「あなたも系外惑星のなづけ親」+ギャラリートーク(作品解説など)2回目:13:30~ 講演「星景写真から宇宙へ」+ギャラリートーク(作品解説など)


