日本星景写真協会(ASPJ)に所属する写真家による、星空と風景を一緒に写した写真「星景写真」を展示します。
また、協会のメンバーによるギャラリートークや撮り方講座も予定しています。
基本情報

- 会期:2024年12月14日(土曜日)~2025年1月19日(日曜日)
- 場所:1階特別展示室
- 観覧料:無料
展示内容
全紙サイズの星景写真パネル(65cm×55cm)52点を展示(キャプション付)、その他、星景写真の撮影方法の解説パネル・撮影機材の展示、スライドショーの上映などを予定
展示写真(一部)の紹介

イオス島の黄昏/川口雅也(2015年5月4日ギリシャ・イオス島にて)
エーゲ海に浮かぶイオス島には叙事詩「イーリアス」「オデュッセイア」を著したホメロスの墓がある。港を望む丘の南斜面に広がる街には蒼いドーム屋根を頂いた教会が点在している。そんないかにもギリシャらしい街並みを、東の空から昇ったばかりの満月が照らしている。西空にひときわ明るく輝いているのは金星だ。
展示写真(一部)の紹介

ティクセゴンパの晩鐘/川口雅也(2014年5月3日 インド・ラダックにて)
ティクセゴンパは、ラダックの中心都市レーから東南東約20kmにある。丘の上の建つ僧院(ゴンパ)から麓に向かって僧坊が建ち並ぶ。日本並みに治安が良く夜間撮影も安心だが、20時になると宿の門が閉まるので、従業員にお願いして開けておいてもらった。薄明が残る西空に月齢4.3の細い月と木星が輝いていた。
【作者プロフィール】川口 雅也(かわぐち まさや)氏
- 日本星景写真協会理事
- 1959年、兵庫県姫路市生まれ、神奈川県在住
- 小学3年時、明石市立天文科学館のプラネタリウムを初見。中学1年時、星の日周運動を撮影して宿題とした。高校は写真部、大学では天文系サークルに所属し、星空・山岳・機関車などを撮影。旧「SKY WATCHER」誌で1988年に「星景写真」を提唱。天文趣味世界に「星景写真」を広め、今に至る流れを作った。現・天文雑誌「星ナビ」編集人にして現役最年長天文雑誌編集者として天文界にかかわっている。
- http://www.hoshinavi.com/
- X(旧Twitter)@Hoshinavi
(終了しました)ギャラリートーク1
- 日時:2024年12月21日(土曜日)14時30分~
- 会場:姫路科学館 特別展示室
- 講師:大西 浩次 氏(日本星景写真協会理事)
- 定員:30人程度(当日受付)
【講師プロフィール】大西 浩次(おおにし こうじ)氏

- 長野県長野市在住
- 博士(理学)。
- 日本星景写真協会理事、「長野県は宇宙県」連絡協議会会長ほか
- 現在、毎日小学生新聞にて「ガリレオ博士の天体観測図鑑」(https://mainichi.jp/maisho/ch180404392i/ガリレオ博士の天体観察図鑑)を連載中
- 「長野県は宇宙県」を合言葉とした天文文化の協創活動を行っている。
ギャラリートーク2
- 日時:2025年1月12日(日曜日)1回目13時、2回目15時
- 会場:姫路科学館 特別展示室
- 講師:安藤 宏 氏(日本星景写真協会理事)
- 定員:各回30人程度(当日受付)
【講師プロフィール】安藤 宏(あんどう ひろし)氏

- 1957年 神戸市長田区生まれ
- 小学生時代は望遠鏡キットを作って月を眺めていました
- 高校生時代は同級生と皆既月食や流星群の撮影にチャレンジ
- 大学1年の時に中央アルプス駒ヶ岳で満天の夜空を見て星空への興味が復活
- 卒業後写真スタジオに就職、26歳で独立し現在のstudio DHARMA設立
- 1987年ハレー彗星回帰の翌年オーストラリアへ2ヶ月間17000kmの撮影行、その後毎年のようにオーストラリア&アラスカへ
- 現在は西オーストラリア州パースに大量の撮影機材を置いて拠点としている
(終了しました)初心者のための星景写真講座
- 日時:2024年12月21日(土) 16:15~19:00
- 会場:姫路科学館 講義室・特別展示室など
- 内容:星空写真から星景写真への第一歩。デジタルカメラでの星景写真の撮影ポイント、さらに、スマホを使った星空写真の撮り方も紹介
- 講師:大西 浩次 氏 (日本星景写真協会理事)
- 対象:次の1から3の条件を満たす方
- 星景写真や夜空の写真を撮ってみたい初心者の方(小学生以上)
- デジタルカメラやスマートフォン(ナイトモード等のカメラ機能がある機種)、三脚などをお持ちの方
- 夜間の活動を含むため、児童・生徒(小・中・高校生)は保護者の同意、送迎が可能な方
- 定員:25人(応募者多数の場合は、抽選)
- 参加費:無料(予定)
- 申込方法:兵庫県電子申請共同運営システム
- 受付期間:12月1日(日)~12月14日(土)まで
共催
日本星景写真協会(ASPJ)、姫路科学館