姫路科学館>天文台>天体写真

天体写真と観測報告「2012年5月21日の部分日食」その1

姫路科学館の日食観望会の様子

 姫路では2009年7月以来の日食です。明石市より東の地域では、太陽が環のように見える「金環日食」になりましたが、姫路では環の一部が欠けてしまう部分日食でした。そこでスタッフのアイディアで、髪飾りの「カチューシャ」に見立てて「カチューシャ日食」と称してみました。
 前日までお天気が不安でしたが、朝から薄雲は出るものよく晴れて、観望会には150名ほどの皆さんが来られました。

日食全体の様子は「部分日食その2」のページで

最大食前後の連続写真 日食全体の様子
最大食前後の様子を連続写真にしたものです。
カチューシャのような細い太陽が回転しているように見えます。
  • 2012年5月21日 中央が7時29分4秒(2.5分ごと)
  • SONY NEX-5 210mm相当
こちらは、日食の全体の様子です
  • 2012年5月21日 6時15分から8時55分(約10分ごと)
  • 10cm望遠鏡+ニコンD7000 合成
7時ごろの日食中の木漏れ日 7時30分ごろの日食中の木漏れ日 8時ごろの日食中の木漏れ日
7時ごろの木漏れ日 7時30分ごろの木漏れ日 8時ごろの木漏れ日
日食中に見えた気象光学現象 文字に沿ってあけたピンホール ピンホールカメラで見た日食中の太陽
日食の途中に太陽の上に虹が見えていました。「上部ラテラルアーク」と呼ばれるもので、雲の中に含まれる氷の粒が作る現象です。 「カチューシャ日食・星の子館」の文字に沿って開けた穴 牛乳パックカメラ」でも欠けた太陽が見えました