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姫路市立伊勢小学校

ISE ELEMENTARY SCHOOL

いじめ防止基本方針

  • 更新日:
  • ID:211

本校の教育方針

本校は、学校教育目標を『豊かな心を持ち、自ら学び考え、たくましく生きる子の育成』とし、地域の温かさに包まれた伊勢小校区を心のふるさととして大切にする思いを育み、よりよい人間関係を築き、自らの個性や能力を伸ばし、互いに力を合わせて成長しようとする「こころ豊かで自立した人づくり」をめざして日々の教育活動に取り組んでいる。しかし、現実にはいじめが発生することがあり、健全な心身の発達に重大な悪影響を及ぼしている。本校の子どもたちにとっても、学校がいじめのない安心して楽しく学べる場であることが大前提となる。子どもたちの確かな学びを支えていく上で、学校・家庭・地域が安心して自分らしさを発揮できる環境であることが大切である。そのために、いじめの未然防止や早期発見・早期対応に積極的に取り組むことができるよう「姫路市立伊勢小学校いじめ防止基本方針」を策定する。

いじめの基本認識

  • いじめはどの子にも、どの学校にも起こり得るものである。
  • いじめは人権侵害であり、人として決して許される行為ではない。
  • いじめは大人に気づきにくいところで行われることが多く発見しにくい。
  • いじめはいじめられる側にも問題があるという見方が間違っている。
  • いじめはその行為の態様により暴行、恐喝、強要等の刑罰法規に抵触する。
  • いじめは教職員の児童生徒観や指導の在り方が問われる問題である。
  • いじめは家庭教育の在り方に大きな関わりをもっている。
  • いじめは学校、家庭、地域社会などすべての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって取り組むべき問題である。

校区の概要と基本的な考え方

本校区は、姫路市の北西部に位置し、周囲を山に囲まれた美しい農村地帯である。校区内には、伊勢自然の里をはじめ、大津茂川や岩屋の森といった自然になじみが深いものが点在している。地域の方との結びつきも強く、春の校区連合運動会や農業体験学習(田植え・収穫・餅つき)、スクールヘルパー事業等においてたくさんの協力をいただいている。児童数は、令和4年度4月現在54名で、これからも減少傾向にある。校区内に量販店等商業施設が少ないため、買い物は保護者と共に他校区で行うことが多い。子どもたちが集まるような店はほとんどない。外での遊び場は公園や運動場である。校外生活指導については林田中校区として愛護育成会や少年補導委員会と一体となり、地域駐在所の協力も得て児童の安全や健全育成に努めている。社会情勢の変化に伴い、保護者の職業も多種にわたり、教育に対する意識や価値観も多様化し、学校への関心や期待も大きい。学校独自の取り組みとして、全校生一人に一台一輪車があり、児童は体育の学習や休み時間を中心に一輪車練習に励んでいる。毎年行われる「姫路お城まつり」や運動会では、一輪車によるパレード・ステージ演技を披露し、観客や地域の方々を楽しませている。また、地域資源活用コミュニティ事業や「ふれあいの会」など、学校・家庭・地域の絆を深める取組も推進している。

いじめや問題行動については、日頃から子どもたちとふれあう時間を確保し、学校生活や家庭での様子について変化を敏感に察知し、保護者や地域住民と連携して生活指導を行っている。

「全職員が全児童を育てる」を合い言葉に、互いに情報や課題を共有し、綿密に連絡・報告・相談を行い、チーム力を生かして指導にあたっている。「どの子にもどの学級にも起こり得る」「どの子も被害者にも加害者にもなり得る」という認識をもち、些細な変化を見落とさず、いじめを「しない」「させない」「許さない」仲間づくりや環境づくりに取り組んでいる。そのため、本校では道徳教育・人権教育を研修の中核におき、あらゆる教育活動の中で豊かな心やのぞましい人間関係の構築に図り、いじめ防止に努めている。

いじめ防止等の指導体制・組織対応等

「いじめは、どこにでも、誰にでも起こりうる」という認識を持ち、“いじめに向かわない”児童を育てることが大切となる。以下の方針にもとづき、日常の指導体制を確立し、未然防止及び早期発見・早期対応に努めることが肝要となる。

日常の指導体制

学校におけるいじめの防止や早期発見・対応等の措置をより実効的に行うため、管理職を含む複数の教職員、心理等に関する専門的な知識を有するその他関係者により構成される日常の教育相談体制・生徒指導(生活指導)体制などの校内組織及び連携する関係諸機関を別途定める。けんか等の裏にいじめの背景がないかを常に念頭におき、いじめの積極的な認知を心がける。

また、いじめは教職員や大人が気付きにくいところで行われ、潜在化しやすいという認識を強く持ち、教職員が児童の小さな変化を敏感に察知し、いじめを見逃さず、早期発見するためのチェックリストを別途定める。

未然防止及び早期発見

いじめの防止の観点から、学校教育活動全体を通じて、いじめの防止に資する多様な取組を体系的・計画的に行うことが必要である。本校では、主として以下の5点に主眼を置き、年間指導計画を別途定めて取り組む。

  1. 包括的な取組の方針
  2. いじめの未然防止のための具体的取組
  3. 早期発見のための具体的取組
  4. いじめ対応のための教職員の資質向上に向けた校内研修の実施
  5. 学校評価に位置づけ、その評価結果を踏まえて常に改善していくための取組

早期対応・組織的対応

いじめの疑いに関する情報を把握した場合や、いじめを認知した場合には、情報収集と記録、事実確認、情報の共有等を迅速に行い、いじめの解決に向けて組織的に対応することが必要である。その対応について別に定める。

重大事態への対応

重大事態とは

重大事態とは、

  1. 「いじめにより児童の生命、心身または財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」
  2. 「いじめにより児童が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」

のケースが考えられる。本校では、1については、身体に重大な傷害を負った場合、金品等に重大な被害を被った場合、精神性の疾患を発症した場合、生命の危機が生じた場合などのケースが想定される。いずれも、最悪の結果として自殺に至る可能性を秘めており、基本的にはいじめを受けた児童の側に立ち、個々の状況から重大性を判断することとする。

また、上記2については、不登校の定義を踏まえ、1学期末で10日、2学期末で20日、年間30日を目安とする。ただし、児童が一定期間連続して欠席しているような場合には、事案により学校が組織的かつ適切に状況を調査し、その結果に基づいて個別に判断することとする。

さらに、児童や保護者から、いじめによって重大事態に至ったという申し立てがあった場合には、学校長が判断し、適切に対応する。

重大事態が発生した場合の対応

学校長が重大事態であるという判断を下した場合は、直ちに姫路市教育委員会に報告する。同時に学校長がリーダーシップを発揮し、学校が主体となっていじめ対応チームに専門的知識及び経験を有する外部の専門家である保護司・民生児童委員・主任児童委員等を加えた組織で調査し、事態の解決にあたる。なお、事案によっては、弁護士や医師、臨床心理士等の専門家からなる学校サポートスクラムチームに依頼し、事態の解決に向けて対応する。

詳細資料

お問い合わせ

姫路市立伊勢小学校

住所: 〒679-4232 姫路市林田町上伊勢886番地1別ウィンドウで開く

電話番号: 079-261-2062

ファクス番号: 079-261-4262

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